台湾に本社を置く自動光学検査装置の専業メーカー「ユーテックゾーン（UTECHZONE）」は、外観検査装置の分野で画期的な製品を提供しています。
本稿では、同社製品のなかでもベトナムでも需要の高い、プリント基板向け自動外観検査装置を中心に製品特長や柔軟なサービス体制についてご紹介致します。
自動光学検査装置（AOI）における世界トップシェア
台湾の外観検査装置メーカー「ユーテックゾーン」
ユーテックゾーンは1992年に台湾で創立されました。2007年には台湾の一部上場企業にまで発展し、主に中華圏で製品を展開しています。FPCやPCBといったスマートフォンやAI機器、ICチップ向け基板の外観検査装置の開発、製造を行っています。
同社は自動外観検査（AOI）の分野において、世界で約2500台の販売実績をもち、業界でもトップクラスのメーカーとして評価されています。
IC基板向けの検査装置は1000台以上の実績を誇っており、市場占有率は98％にも上ります。 世界中にカスタマーサービス拠点を展開し、現在は日本・韓国・中国・台湾・フィリピン・シンガポール・マレーシア・タイ…とアジアを中心に拡大しており、日本の大手電機メーカーを含む世界中の顧客から高い評価を受けています。
ハードからソフトウェアまで自社開発！高い技術力を持つユーテックゾーンの強み
✔ 検査の自動化による生産性向上
人手から自動検査設備への転換により、装置1台で約20人分の労働力を削減します。
✔ 充実したサポート体制
ユーテックゾーンの約84％のスタッフがカスタマーサービスに従事。ソフトウェアの柔軟なカスタイマイズなど業界でも随一の充実したサービス体制を実現しています。
✔ 高い技術力を有し、装置のほどんどが自社開発
ハードからソフトウェアまで全て自社開発製品を採用。万が一のトラブル発生時にも原因究明から解決までスピーディーに対応可能です。
✔ 迅速なカスタマイズ対応
豊富なソフトウェアエンジニアリングリソースを有し、微細なアルゴリズムのカスタマイズにも即座に対応が可能です。
✔ 顧客から高い信頼を得る多数の実績
日本の大手メーカー向けOEM製品を手掛けている実績もあり。国内外の顧客から高い信頼を得ています。
PCB基板向け自動外観検査装置「FPC AFVI-HFS-G21」
プリント基板向け全自動外観検査装置「HFS AVIシリーズ」 は、flex PCB／HDI／rigid-flex PCB検査に特化しており、片面または両面検査を実行するための高解像度 CCD スキャンとスムーズな機構設計を提供します。 対応する基板サイズの幅も広いので汎用性が高い1台です。日系メーカーと比較しても投資効果が高く、予算範囲内でのカスタマイズ変更にも柔軟に対応しています。
菱光社グループでは、日本・台湾・中国・タイ・ベトナムを中心に販売しており、ベトナム国内向けには通算30台以上の販売実績があります。
－主な特長－
・FPC／HDI／PCBなどの基板検査に対応
・大型のステージキャリア設計により、FPCやHDI基盤のサイズ適用範囲が拡大
・デュアルコンベイ（二重輸送装置）と片面／両面検査により、検査速度が向上
・高解像度のラインスキャンが採用され、効率的で正確な検査を実現
▲大型ステージサイズ300×500ｍｍ
▲同軸＋多角度複合光源を利用した新しい照明装置：より細かい色調の変化を実現し、印刷表面の欠陥検査の精度を向上
安心のコンディショナルオーダー採用
ベトナムでの充実したアフターフォロー
菱光社ベトナムでは、ユーテックゾーン製品の試用後に購入に切り替えるコンディショナルオーダーにも対応しています。
お客様の工場で実機による試用を経て、装置のスペックが仕様通りであると判断された場合本導入へと切り替える方式も採用しています。
ベトナムには、メーカーの専属サービスマンも常駐しており、アフターフォローも充実しています。また、菱光社台湾法人が窓口となってメーカーと密に連携しているため、細かなカスタマイズオーダーや仕様決めのサポートも安心してお任せいただけます。
