こんにちは。YN2-TECHの中村です。
当社は3D技術をはじめとする技術開発で、タイの製造業をサポートしています。
今年、タイの関係者さまとのコミュニケーションの場、高度な人材教育の場として、「YNII CAFE」をオープンしました。
今回は、パートナー企業である「シンセイソリューションリクルートメント(タイランド)」の小林さんをカフェにお招きして、「日系企業で活躍するタイ人エンジニアの採用と育成」について対談しました。
中村:当社が日系企業のタイ進出をお手伝いするなかで、「DPE(Digital Production Engineering)ができる人材が欲しい」あるいは「DPEができる人材を一緒に開発してくれないか?」という相談が非常に多くありました。
私たちなりにタイでの人材開発の構想をあたためて、日本で人材雇用・人材育成のスキームをお持ちの新生産業さんにお声がけしました。そして、タイの人材開発の専門会社として設立されたのがSHINSEI SOLUTION RECRUITMENT (THAILAND) CO., LTD.です。
― タイの人材は想像以上にスキルも意欲も高かった
小林:タイに来てから実感したんですが、タイはスキルが高い人材が多いですね。
すでに泰日工業大学や国立キングモンクット大学の理工系卒業生らを日本に送り出してきて、今年も続々と内定者が決まっていますが、非常に優秀な人が多いことに驚いています。
中村:タイのエンジニアの多くは「ザックリ作ってみる」とか「とりあえずやってみる」ということが得意ですよね。
ガイドラインを設定してあげる必要はありますが、うまく先導してあげれば、もしかすると日本人エンジニアよりも習得スピードが速いのではないかと思います。
― タイ人学生のネットワークを活用した採用活動
小林:1月に開催したジョブフェアでも、日系企業志望者の意欲の高さを感じました。とくに電気設計・機械設計・CADを使うモデリングを含めた理系技術職の希望者は多い上に、みな情熱をもって応募してきます。
日本でのニーズがさらに高まっていくなかで、非常に期待しています。
中村:やっぱり日本の企業は、人材不足ですか?
小林:足りていないし、採用できても育成が難しいですよね。
タイ人が日本で働くには、実践的な技術と資格の勉強はもちろん、日本語のスキルとビジネスマナーの教育も大切です。採用後3か月間という限られた時間ですが、規定の給与を支給してしっかりと教育することで日本で社会人になるための心構えを身に着けてもらっています。
学生の間では「働きながら日本語や日本式のモノづくりのイロハが学べる」と口コミで広がって、希望者が増えています。
ジョブフェアの前には大学に頻繁に足を運びました。タイに会社を設立したおかげで、学生と直接コミュニケーションを取れることが我々の強みですからね。
中村:私たちとしても、OJTを通して実践的なプログラミング、3次元設計、CAD/CAMについての知識を日本語とあわせて学んでいけるようなカリキュラム作りをして、常にアップデートしていかなければいけないと思っています。
小林さんから日系企業の採用担当者様に“伝えたいこと”は何ですか?
小林:まずは、ぜひ気軽に私たちの教育現場を見に来ていただきたいということですね!
研修生の仕事に対する熱意や勉強に取り組む姿を実際に見てほしいです。将来の仕事について対話をする中で、彼らが活躍するイメージが必ず湧いてくると思います。
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