こんにちは。YN2-TECHの中村です。
今日は、創業当時からの仲間である3名の経営者と一緒に、色々と話をしていきたいと思います。
まずは、各人の紹介をします。
Bright System Japanの宮本 悠秀さん。IT関係の企業を経営しています。
そして、タタヤ設計の山下 達矢さん。オフィス環境の改善やインテリアコーディネートなどを手掛けています。
本日座談会を行なっているカフェ(YNII cafe)も山下さんの設計・施工です。
いなさ(タイランド)の稲垣 百作(ももなり)さんは、板金関連や設備製作などを行なっています。
我々は全員が1982年生まれで、今年で38歳。年齢的には若手と呼ばれる経営者です。
―GUEST―
宮本 悠秀 Hisayoshi Miyamoto / BRIGHT SYSTEM JAPAN CO., LTD.
Managing Director
在タイ10年。埼玉県さいたま市出身。現地採用1年を経て起業。インターネット調査・契約、ドメイン・メールアドレスの取得に始まり、サーバー等IT機器導入からメンテンスまでITのワンストップサービスを提供。独立系ITベンダーとして、スピーディーかつ柔軟なサービスを目指している。
山下 達矢 Tatsuya Yamashita / TATTAYA SEKKEI COMPANY LIMITED
President
1982年広島県広島市生れ。地元高校卒業後、2001年にバンコクの大学へ留学。建築学部を卒業し、そのまま現地採用として日系内装会社での修行を経て、2016年独立。
稲垣 百作 Momonari Inagaki / INASA (THAILAND) CO., LTD.
President
1982年生まれ、静岡県浜松市出身。タイに進出した知人に刺激を受け、現地法人の設立を決断。静岡の浜松にある本社「いなさ(旧:稲佐製作所)」は、明治44年創業。いなさ(タイランド)は、普通鋼·ステンレス·アルミの切断·曲げ·溶接·仕上げなどの一環作業や直納が可能。
—タイで経営者となった経緯
中村:僕と稲垣さんは日本に親会社があり、タイへは子会社の経営のために来ました。一方、宮本さんと山下さんは、タイで自分の力だけで会社を立ち上げました。
子会社か自分で起業したかによってメリットとデメリットがあります。僕らの場合(日本に親会社がある)は、資金や顧客リスト、マーケティングという面では親会社の支援があり心強い。逆に、新しいことをやる時は本社の承認が必要というデメリットがあります。宮本さんたちの場合、自分が好きなことはできるが、始めるにあたっての資金や顧客開拓においては苦労があったと思います。
宮本:いきなりタイで起業して、伝手もなく営業しても、仕事を取るのは非常に大変です。しかし、タイは日本と違い、ゼロベースからでもビジネスができる環境や空気感があります。私の場合、飛び込み営業から始まったんですが、同じ日系企業だからと耳を傾けてくれる環境があった。その環境は現地採用で働いていた頃から認識していたことでした。だからこそ起業に踏み切ることができたと思います。
山下:うちの場合は、中村さんがお客様第1号でした。そこから人の輪が広がって、どんどんお客さんを紹介してもらいました。
稲垣:紹介は大事ですよね。
中村:タイでは、日本よりも新しいことが受け入れられやすい傾向があります。タイの日本人社会は人のつながりが強く、紹介がいちばんの信用力。メディアよりも、信頼している人からのひと言が一番重要になります。
そこに年齢は関係ない。タイに来て思ったのは、年齢や企業の規模など関係なく色々な世代の人と話ができるチャンスがあるということです。
タイでは日本人は外国人なので、日本人同士共存しあったり、お互いを高めあったりしている感覚があります。
—創業から今まで、持ち続けている未来図やビジョン
中村:以前「高校生のある方から社長になりたいけれど、どうすればいいか」という質問を受けたことがあるんです。連絡をもらった当時、彼は18歳。その彼に「社長になりたい。ただお金を儲けたいんじゃなくて、世の中から必要とされる人間になりたい」と言われました。
宮本:それはすごいね。
中村:彼には、社長としての苦労や面白いことなども聞かれたんですけど、どう答えればいいのか。なかなか答えるのが難しいですよね。
宮本:私の場合、「自分の自由にやっていきたい」という思いがスタート地点でした。最初から5年後10年後を見据えていたかというとそんなことはなく、「とりあえずやってみよう」と。最初の数年間はひたすら走り続けました。
中村:僕も最初から大志を抱いていたということはないですね。とりあえず走っていたらこうなった。多分みんな同じだと思うんです。
山下:がむしゃらでしたよね。今もずっとがむしゃらですけど。
中村:そう。僕ら若い経営者の一番の強みですね。30代でがむしゃらにやるうちに、しっかりとビジョンを作っていけばいいかなと。そこは自分たちのアドバンテージとして捉えていきたいです。
宮本:ただし、会社を大きくするためになんでもやっていると、がんじがらめになります。そこは自分の意志を持ってやっていかないと、後で自分が辛くなると思います。
<後編に続く>
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