Applicad Public Company Limited.(以下、アプリキャド)は、主に3DCAD『Solidworks(ソリッドワークス)』を使った設計・開発を中心に発展し、現在ではソフトウェアの販売・サポートのみならず、産業用3Dプリンターや3Dスキャナーなどの販売も含めた幅広い3Dソリューションを展開している。
2022年10月7日にBITECにて開催されたアプリキャドのプライベート展示会『AppliCAD’s 3DEXPERIENCE SOLIDWORKS Day 2023』にYN2-TECH (THAILAND) CO., LTD.(以下、YN2)が出展。
アプリキャドのクルークリット氏に、おすすめのソリューションや、2社のパートナーシップについて取材した。
「YN2とは7年ほど前に交流が始まりました。当時より、当社の製品やソリューションに興味を持ってくださる日本人のお客様も多く、当社としても日系企業からの需要にしっかりと対応していきたい意向がありました。しかし、言語的な壁もあり、いまいち需要を掴み切れていなかった中で、YN2とパートナーになり、日系企業との関係構築が円滑になりました」
アプリキャドは、自社の強みを以下のように捉えている。
✔ 顧客ニーズに応える製品ラインアップとそれらに付随する専門知識を持ったスタッフ
✔ 顧客とのコミュニケーションは、オンライン・オフラインどちらも実施
⇒アプリキャドはオンラインの商談やお客様との交流を早期から導入しており、お客様の需要にあわせてオフライン・オンラインを使い分けている。
例えば、CADデザインコンテストなどを開催し、定期的なユーザーとのコミュニティ構築行っている。
今回のプライベート展示会は、お客様(ソフトウェアユーザー)との関係をより深めてコミュニティ構築を推進することも狙いの1つだったそう。
展示会のテーマである『CONNEXT』は、アフターコロナにおいて、ユーザーとの関係を再び繋ぎ直すことを意味している。そういった背景もあり、オンライン・オフラインを併用したハイブリッド形式の展示会となった。
「当社では、毎年展示会を開催してきましたが、近年はコロナの影響で延期を余儀なくされていました。
今回のテーマ『CONNEXT』には、サプライヤーとユーザーがコロナ前のような関係を再び繋ぎ直そうという願いが込められています。今回のイベントを開催するにあたって意識した点は、ソリューション導入を求めているにもかかわらず、
『導入の仕方がわからない』『どんな製品が適しているのか判断できない』 といった悩みを抱えているお客様が多くいるということです。
当社がお客様の抱える問題や需要をしっかり把握することが重要です。当社は単なる販売会社ではなく、お客様にとって“問題解決に導くパートナー”という存在を目指しています」(アプリキャド クルークリット氏)
ここ数年、自動車部品や金型製造における3Dプリンターと3Dスキャナーの需要が増えている。
アプリキャドがタイの販売代理店となっている以下2製品を紹介する。
■ Stratasys(ストラタシス)製 3D プリンター
3Dプリンター業界トップシェアを誇る、アメリカの3次元造形機・3Dプリンタのメーカー。
特許を取得しているFDM方式(熱溶解積層方式)による3Dプリンティングテクノロジーにより、世界で初めて3Dプリンターを開発。申請中のものも含め、世界中で約600件以上のAM(アディティブ・マニュファクチャリング)に関わる特許を取得している。
世界的なAMソリューションのリーディングカンパニー。
「将来的には、2社で連携してお客様の現場に赴いてサービス提供をしていきたいと考えています。というのも、AM関連製品は、現場でのトラブルや不具合が、比較的発生しがちです。お客様自身での問題解決には限界があり、根本的な問題が解決されないままになってしまうケースも多く見受けられます。 是非、お客様には抱えている悩みや問題について、YN2と当社アプリキャドに相談していただきたいです。必ずや問題解決に導くソリューションを提供できると信じています」(アプリキャド クルークリット氏)
Office
Tel: +66(0)2-1361353~4
中村 Nakamura
Mobile: +66(0)8-5088-5983
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