TAKUMI Safety社が製造する安全靴と安全手袋「匠 (TAKUMI)」ブランドは、世界各国の製造現場などで使用されています。
当社は、「匠 (TAKUMI)」製品のタイにおける販売総代理店です。
本稿では、同製品の採用事例をシリーズでご紹介しています。
今回紹介するのは、コンベヤやクーラントタンク、ろ過装置を受注生産している白山(タイランド)様です。
作業現場には様々なリスクが潜んでいます。リスク別に最適な安全手袋と安全靴をご提案した事例をご説明します。
金属加工の現場では、切削物や切粉の落下だけでなく、床近くに置いた加工部品の切断面が原因で、事故が発生することがあります。
タイでは、作業員が普通のスニーカーを履いていることがありますが、これではリスク対策にはなりません。
安全靴は、金属加工の現場で起こり得る、次のような予期せぬ事故やケガから足を守ります。
■切削や加工により床に落下した金属片の踏み抜き
■床から一段高い場所に置かれた、切削加工部品の切断面による不慮の創傷
クーラントを扱う白山(タイランド)様の場合は、床のスリップ事故の可能性も加わります。
これらのリスクは、TAKUMIの安全靴のスタンダードタイプで対応できるものでしたので、軽量さと履き心地にも優れた「TSH-115」をご提案しました。
切削加工直後の金属断面は鋭利であり、また金属粉やバリなどが付着しています。
タイの現場では、そのような金属板の取り扱いやユニットのテスト時、切粉の排出作業など、指先や手のひらにケガをするリスクがあります。
TAKUMIの安全手袋「SG-777」は、特殊繊維の組み合わせにより耐切創性に優れ、また通気性も抜群です。切粉の運搬が多い白山(タイランド)様に最適な安全手袋です。
レーザーカット作業で求められる安全手袋の要件は、「ワークをしっかり保持できること」です。
TAKUMIの安全手袋「SG-777」は、耐切創効果のあるガラス繊維、耐久性に優れたHPPE(高性能ポリエチレン)、スパンデックスなどの特殊繊維を使用。
手のひら部分は耐摩耗性・耐油性に優れたニトリルゴムをコーティングしています。
さらに、コーティングを背抜きにして通気性を確保するなど、強さと使いやすさを兼ね備えた安全手袋です。
白山(タイランド)様は、各種コンベヤを製造しています。
特に組み立て作業の工程では、しっかりしたグリップ力のある安全手袋が必要です。
タイの作業現場内は高温になることが多く、作業員は、通気性のないフルコーティングの手袋で長時間の作業をするのを嫌う傾向にあります。
そのため、つい素手作業になることが多く、ケガが起こりやすくなります。
TAKUMIの安全手袋「P-775」は、手のひら部分に施された特殊なコーティングが高いグリップ力を実現。またコーティングを背抜きにすることで、長時間の作業でも快適な通気性が得られます。
指先を動かしやすく、滑りのない正確な作業を行なうために、ジャストサイズの安全手袋を使用してください。
白山(タイランド)
服部 高久 ジェネラルマネージャー
「本当にすばらしい製品をご紹介していただきました。
これを機に、作業員の安全に対する意識を今まで以上に高めていきたいと思います。」
■白山(タイランド)社ご紹介
白山機工のチップコンベヤ・クーラントユニット・各種ろ過装置などを受注生産。タイ・ASEAN地域に、日本品質の切粉処理装置を提供している。新規導入、既存の機械への後付けなどにも対応。
白山(タイランド)ホームページ
今回ご紹介したリスクは一例です。
各作業現場では異なるリスクが潜んでいます。事故を未然に防ぐため、そして作業員の安全のため、安全靴と安全手袋の着用をお薦めします。
Office
Tel: +66(0)2-259-5113
岡田 Okada
Mobile: +66(0)81-889-1565
Email: okada.t@a-cast.co.th