当社グループ会社の日本のほうで商標登録出願中の海外リモート進出™というありそうでなさそうなワード。
リモートという言葉自体はもちろん既にこのコロナ禍ですっかり定着しているとおり、従来必要だった移動を伴わない新しい働き方を象徴する言葉です。
そうだとしたら、リモートで進出ということは移動を伴わないことによる進出ということでしょうか。 そしてなぜ今必要とされ、どのように展開されるのでしょうか。
今回から全4回の解説の中での第1回目として、これらの疑問に対する回答を導入部としてその全体感についてみていくことにします。
どの会社にも当てはまる、理想は最小限のコストとリソースによるパフォーマンスの最大化。しかし海外進出には高いハードル
海外進出に限らず、どの会社においても事業活動上コストやリソースといったリスク要因をなるべく最小限にとどめ、そのパフォーマンスであるリターンを最大限にしたいのは資本主義下の経済活動としては当然のことです。
一方、海外への事業展開においては、新規事業といった枠組みの中でのこともあれば、従来事業や取引の延長上で大口取引先の強い要請での進出なども含め、リスクに相当するコストやリソースといった部分が見えづらく、かつリターンも想定しづらいことが多いことでしょう。
そう、海外進出には時間もさることながら、実際に目に見えるコストやリソースがかかるのです。
以下は当社がこれまでのタイ進出サポートの経験に基づいて進出から運用、撤退までの一連のサイクルでかかるコストをまとめたもので、これを見ても明らかなとおり、恐らく想定以上にかかるものです。
そして、以下はリソースという観点で同じく当社が相談を受けてきた中で、内容として多かったものをまとめてみたものです。
海外進出の壁と実際に対する解決に向けての新しい提案
コストとリソースといったものが壁で、海外進出時の実際の声としては上記にあげたとおりですが、いかがでしょう?
既に実感されている方もいれば、そんなに大変なのかなど思ったかもしれません。 逆に言うと、これらの事がある程度解決できればという切り口で、当社から提案する座組みが以下のとおりになります。
Withコロナでも対応できる海外リモート進出™という新しい形態で切り開く海外進出
誰にも予測できないコロナの終息、グローバル社会の中で、ただでさえスピード感がないと言われることもある日系企業においては、この終息を待っているだけでは座して死を待つに近い状況になっています。
そのような中で、上記のようなコストとリソースを最小限化した人の移動を最小限にとどめた新しい形態での進出のサポートが海外リモート進出™であり、事業活動を止めないという観点で、このコロナ禍でも今必要な理由です。
当社グループでは、上記提案のようにタイを始めとするASEAN各国の各現地のプロフェッショナルの活用やGEOサービスといった現地ローカルスタッフの雇用機能、固定オフィスを伴わない形の新しい進出をサポートする準備が整っており、是非活用をお勧めするとともに、次回以降でその具体的なプロセスやフローについてご案内したいと思います。