前回からの続きで、挑戦的なタイトルではありますが、要は会社の機能面から見て必然性があるものかどうかということを少し掘り下げて取り上げていきます。
会社を作るときって、恐らくこんな時
皆さんが会社を作って進出するときの理由としては大体上記に分類されるはずです。
最後の「なんとなく」というのはご愛嬌ではなくて、本当にそういう理由の方が一定程度いらっしゃるのです。そこがタイであることの魅力かもしれません。
これらの理由って、そもそも絶対に法人が必要となるのでしょうか?
実は必然でもなかった!?
原因はそもそもの認識の甘さなどいろいろ
皆さんのケースとして上記を当てはめてみたときにどうでしょうか?
このコロナ禍で行き来もままならない中、少し活路が開けるような気がしませんか?
法人設立が一番避けられない必然的な理由としては、取引先の要請になると思います。
さすがに、取引先として現地に法人を立てることを前提に受注が出来るのであれば考えますよね。
以前は産業クラスターの中に組み込まれた会社がほとんどで、このケースに当てはまる事例が多かったのですが、昨今は新たなマーケットを開拓するという理由での進出も多くなってきました。
そういった意味では、自社である程度 販路など目途をつけてから上記2番目の「既に現地に見込み客鵜や販路がある」という理由にもつながるでしょう。
なんとなくというのも、実は十分に進出理由足りえることも今後はありえます。
今後当社ではこの分野にもスポットを照らして、皆さんに合った意味のある進出方法や、事業ネタがあることを想定して新しいメニューの開発も検討していますが、これはまた別の機会にご案内しましょう。
さて、上記では会社の機能面に注目してその法人設立の必然性の是非を皆さんに問わせていただいたわけですが、ここからは少し趣向を変えていきます。
一度作ると「煩雑なメンテナンスもついてきますよ」という、法人運営にあたっては必要と分かっていながらも負のイメージのある実務の部分を、少し紹介していきます。
意外と想定していなかった、会社作ってからの手間あれこれ
「なんだか読むのも面倒くさいなぁ」と思うのではないでしょうか?
その時点で煩雑さを感じてもらえたことでしょう。
もっとも法人として運営していく覚悟を決めたのなら、それはそれで良いのです。
問題は、それらの業務内容を自ら手を動かす必要はないとしても、把握しているかどうかということです。
そこを怠ると業務がブラックボックス化し、自分の会社のことがどんどん分からなくなってきてしまいます。
ここは異国なのです。
「それでも少しでも楽になりたい」「いや、効率的に管理したい」というのであれば、まずはアウトソースできる業務かどうかを考えてみましょう。
ほとんどアウトソース可能!?
先ほど出てきた項目に対して、どれくらいの程度でアウトソースが可能かを可視化したのが上記になります。
実は、これらの業務でタイに進出している会社のほとんどが内製化しているというわけではなく、むしろ2番目の「毎月必要な税務申告」などは既にアウトソースしているところが多いのではないでしょうか?
当社の実務経験上も20人以内規模の会社であれば、外部に委託しても、対応スタッフを採用して給料を払う金額とそう変わりはありません。
転職やブラックボックス化のリスクを抱えるよりは、むしろ当社のような日系会計事務所で日本語対応が完全に整っているような先に預けたほうが、安心もできます。
最近ではそれだけでなく、Admin業務すら外注するところがちらほら多くなってきました。
いわば、これこそリモート進出の変則形で、これに労働管理も委託できれば、ほぼリモート進出達成です。
そういった事例も少なからず出てきましたので、ご関心のある方は是非直接お問い合わせください。
次回はまた少し違った切り口でリモート進出のことをご案内しますので引き続きよろしくお願いします。
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