海外リモート進出™ 起業塾 その9
ローカルスタッフとの正しい付き合い方
会社を運営していくからには、当然当地でローカルスタッフの採用は避けられません。
そもそもどんな気質なのか、まずは相手のことを知ることから始めましょう。
タイローカルスタッフのあくまでも一般的傾向
あくまでも私が10年間現地で接してきて感じた傾向なので、全てに当てはまるわけではないことはもちろん前提としてありますが、概ね皆さんも同意いただけるのではないでしょうか?
こういった傾向をまずは把握したうえで、では実際にどういう距離感でどのように接していけば良いのでしょうか?
そうなると、どう接したら良い?
先ほど取り上げたそれぞれの一般的傾向に対する対策のような形で、上記提案としてまとめてみました。
とどのつまりは、日本でもそうですが、コミュニケーション&コニュニケーションだと私個人は認識しています。
組織がある程度大きくなったら、もちろん目が届かなくなりますが、それでもコニュニケーションが途絶えないような組織づくりが大事です。
小さなグループで分けてリーダーをおき、グループ間の交流も図るような行事を催したりなど、色々と工夫すればできるはずです。
個人単位のコミニュケーションと、グループ単位のコミニュケーションに分けて、それを組織全体でつながるようにしていくのが肝要です。
そうそう、ポロシャツやTシャツでも良いので、会社の制服として統一したものを支給するのも、会社への帰属意識を高めるのにも貢献します。
年にひとり2着までは会社経費として認められ、給与支給での個人課税にもなりませんし、そのことは税務上もわざわざ規定されているほど浸透しています。
海外リモート進出™ 起業塾 その10
実は最大の壁!?VISA と WP の真実
日本から駐在する方や、これから進出して現地で会社を立ち上げようとする人の、ある意味最初のハードルともいえるのがこの VISA と就労許可証(以下、WP)です。
入国資格であり、現地で適法に働くことができるかという、個人にとっては極めてセンシティブなものになるので、ある意味法人設立よりも気を遣うところでもあります。
国にもよりますが、タイではそう簡単ではないのが、更に拍車をかけて皆さん最初に気にするところです。
なぜ簡単ではないかと言うと…
上記にまとめたとおり、基本的な条件は不変ですが、実際の現場では入国管理局職員のさじ加減で細かい条件が随時変わっています。
行政側の問題でもありますが、その割を食うのが申請側なのでたまったものではありませんが、担当官の現場での裁量が大きく致し方ありません。
少しでも対応がスムーズになるような進め方ややり方がないのかと言うと…裏技的にできそうな事を次にまとめてみました。
できること あれこれ
結論としては、法人に所属する形のVISA、WPでは、やはり正攻法でもそうでなくても難しいのが現実的です。
色々とその場での担当官との取引などもあるかもしれませんが、最初からそれを前提に進めるのはお薦めできません。
毎年更新の度に難易度も上がっていきます。
このコラムの大きなテーマでもある海外リモート進出™という形で法人設立不要の形で検討できるのであれば、柔軟性はかなり上がります。
最初の前提に戻ってしまいますが、そういった選択肢も考えてみてはいかがでしょうか?
ちなみに途中から切り替えも可能です。既に法人がある場合でもです。
個別事情に大きく左右されるので、そのあたりをご検討されたい方は是非個別にご相談ください。
次回は、いよいよ法人がなくてもできることなどの可能性を示していきます。
引き続きよろしくお願いします。
海外リモート進出™ 起業塾 THE MOVIES