タイでは皆さんご存知のように、人件費の高騰による工場のFA化を希望する企業が増加中です。ただし、タイでは「無人化」よりも「省人化」のニーズが多く、その割合は9割以上を占めています。
無人化を望まない理由としては、ロボット・搬送装置などの初期投資に多額の予算が必要となるからです。人海戦術は限界に来ていますが、省人化により作業員が5人必要だった工程を3人で済むなど、少ない予算でも効率のよい省人化が可能です。
精密測定機器メーカー・アクレーテク(タイランド)の省人化の提案は、非常にシンプル。
以下にご案内いたします。
限られた予算内での省人化には、経験と知識が必要になります。
当社では、熟練のスタッフによりお客様の希望をお聞きし、予算に合わせた様々な提案が可能です。
①ソフトウェア導入による計測データの自動取得
例えば、工場の多くで、測定結果をノートに手書きで記帳したり手動でエクセルに入力している現場がありますが、当然そこには書き間違い・入力ミスが起こります。
アクレーテクの精密測定機をご利用のお客様には、データ管理が簡単にできる『TESCHART Plus』のご使用をお勧めします。
TESCHART Plusは、測定結果をExcelへ取り込み、お客様の既存のフォーマットを活用して検査成績書を自動作成できるソフトウェアです。
TESCHART Plusには、過去の測定結果を簡単に検索・参照できるDB機能(標準)と、検査成績書をLAN接続した他のパソコンのWebブラウザで閲覧できるWeb機能(オプション)があります。
②CNCテーブル・XY軸自動ステージの導入による複数ワークの自動測定
粗さ/形状測定機の標準測定機システムにCNCテーブルユニット、X軸Y軸自動ステージを追加することで、複数ワークの連続測定が可能です。
Y軸CNCテーブルと回転テーブル(Θ軸CNCテーブル)を組み合わせて、ワークに応じたシステム構築のカスタマイズが自由に行なえます。
ワークを複数個テーブルにセットし放置しておくと自動で測定が完了しますので、1人のオペレーターが複数の機械を扱うことができます。
真円度測定機のオプションのXY軸自動ステージは、段取り替えなしに、複数ワーク・複数箇所を連続測定することが可能です。
人による段取り替えの手間を省き、測定時間の短縮と省人化を実現します。
また、真円度や円筒度、RONDCOM NEX Rs / NEX Rs シリーズに搭載することで表面粗さやリード・ツイストまで、異なる評価項目を「複数個分」「一度に」自動取得できます。
③3次元測定機+ロボットによる自動化
FAのイメージといえば、ロボットを導入したオートメーションと思いますが、当社ではお客様ご指定の産業用ロボットを使ったシステム構築が可能です。
タイでは、アナログ タイプの計測機器が多く流通していますが、徐々にCNC測定機の比率が上がってきています。
まだ手動測定をメインでされている企業には、CNC測定機をご提案していきたいと思います。
どうやって自社工場の環境を便利にしていけるか、具体的なイメージをお持ちでないお客様が多くいらっしゃいます。
工場ラインの自動化だけではなく、検査室の中の省人化・自動化もできるということを、タイのお客様に認識していただけるよう、上記のような省人化を積極的にご提案させていただきます。
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