2022年2月、株式会社東京精密とJENOPTIK Industrial Metrology Germany GmbH(以下、イエナオプティック)は、日本における光学式計測機器のブランドライセンス契約を締結した。
この契約により、同社の代表的な光学式シャフト測定システムである『Opticline(オプティックライン)』が、東京精密の新たな製品ポートフォリオとして追加され、日本市場へはOEMブランド『Shaftcom(シャフコム)』として供給を開始している。
さらに、Accretech (Thailand) Co., Ltd. (以下、東京精密タイ)と、イエナオプティックのタイ国内向け販売総代理店であるPRECISION TOOLING SERVICE CO., LTD.(以下、PTSC)が、シャフト形状測定機『オプティックライン シリーズ』の販売およびアフターサービス提供において協業を開始。各社の担当者に協業の狙いと、製品の強みについて話を聞いた。
▲ 左から2-3番目PTSCチーム2名、その他東京精密タイチーム4名
協力体制構築により相互の顧客基盤を強化
当社としても、日系企業様への同製品の提案や、日本で導入したShaftcom (Opticline)のタイでのリピート導入のサポートをすべく、タイでの取扱を模索しました。そのような背景から、今回の協業に至っています。
日本市場では、東京精密が光学式シャフト測定機『Shaftcom』として総販売代理店として展開しています。今後、タイ市場においてはイエナオプティックの総代理店であるPTSCの代理店として当社が『Opticline』を日系企業向けにご提案していきます」(東京精密タイ タナポン氏)
(PTSCランシマン氏)
高速・高精度で豊富なサイズ展開
専門エンジニアがショールームに常駐
▲ イエナオプティック「オプティックライン」の様々なモデル
イエナオプティック『オプティックライン Cシリーズ』 はシャフト形状ワークの高速・高精度測定を得意とする。カムシャフト・クランクシャフト・ギアシャフト・ベアリング・ディスクブレーキの回転式ショックアブソーバーなどの測定に適している。
▲ PTSCショールームでのデモテストの様子
PTSCには知識と経験豊富なオプティックライン専門のエンジニアが常駐しており、ショールームでは、実際の部品での計測テストを受け付けている。
機器の設置・取扱研修・メンテナンス・校正などのアフターサービスも行っており、特に校正についてはPTSCがタイで唯一の校正機器を保有しているという。
その他、購入から1年以内に発生した問題は無料サポートを提供している。
東京精密プライベートショーに
オプティックライン『C614』実機を展示
22年11月末に実施される東京精密タイのプライベートショーにオプティックラインC614の実機が展示され、セミナーも開催される予定だ。
ACCRETECH Private Show
開催期間:2022年11月29日(火)~12月1日(木)