弊社アジアメンテナンス(以下、AMA)は、タイで設備全般のエンジニアリングサービスを提供しております。
今回は、AMA設立の目的や背景、事業の強みについて詳しくご紹介します。
井高のメンテナンス部門から独立し、法人化
日系メーカーのタイ正規サービス代理店も担う
AMAは2018年9月に創業し、2019年10月サムットプラカーン県に自社工場を設立しました。
前身は井高(タイランド)メンテナンス部門でしたが、商社の一部門として受注できる仕事にも限りがあり、タイでの事業拡張を狙って井高グループ初の自社メンテナンス会社として独立、法人化されました。
井高時代からもメンテナンス部門は競合他社との差別化を図る重要な役割を担っており、モノ売りではなくコト売りの付加価値を創出していました。独立したことで、井高との連携をより強固にしながら【コト売り】の強みを活かす営業活動に専念しています。
取り扱い機械や修理項目の種類は幅広く、製造業で用いられる生産設備全般に対応しています。
■ 修理/改造
スピンドルヘッド・スピンドルユニット・ロータリーテーブル・汎用設備・専用機
■ 非加工機
搬送機・放電加工機・各種専用機の設計、製作、改造
■ 治具製作
など
また、タイに拠点のない日系の機械・ツールメーカーの、現地メンテナンスサポートも行っております。契約メーカーについてはAMAエンジニアがメーカー本社で研修を受けたのち、タイにおける正式なメンテナンス協業企業として認可を受けています。
<メンテナンスサービス正規業務委託メーカー一例>
・二村機器
・和泉金属工業
・寺田ポンプ製作所
・長谷川機械製作所 など
確かな技術力とノウハウで正しい予防保全を提案
タイにおける機械と設備の専門病院
AMAの特長を象徴するキーワードを挙げるならば『予防保全』と『技術伝承』でしょう。
弊社では、壊れた設備や主軸を直すだけでなく、日ごろからの正しい保守を推奨しています。機械も人間同様、経年劣化や使用環境の変化によって精度にばらつきが出てしまいます。設備の現状を正確に把握することは、生産性向上や見直しにつながります。
【AMAの強み】
◎確かな技術力と豊富な経験&ノウハウ
元日系工作機械メーカー出身の日本人エンジニア4名、タイ人エンジニア8名が在籍。日本と同等精度を基準として多種多様な機械の修理・改造経験をもち、タイでも随一の技術力とノウハウがあります。年間で回転系ユニット修理約500件、きさげ作業を伴うスライド修繕約30件もの実績を誇ります。
また、社内外問わずエンジニア技術は共有していくことをモットーとしており、技術伝承を心掛けています。多くの協業メーカーと連携し、ほとんどの修理改造案件をタイ国内でワンストップで提供しています。
▲ AMAでのエンジニア作業の様子
◎機械・設備の正しい予防保全をサポート
正確な定期診断を行うことで、故障やトラブルを未然に防ぎ、加工精度を維持します。年間約150台の設備診断実績があります。
▲ AMAでの設備定期診断 実績例
設備の突発的な故障や「困った」に迅速に対応できる環境が整っています。まずは気軽にご相談ください。