汎用プラスチック
様々な業種で活用される安価で加工性が高い熱可塑性樹脂
プラスチック製品の大多数を占める、一般的な熱可塑性樹脂。安価で加工性が良く、量産性が高いため、生活用品や工業製品など幅広い用途に使用されています。熱変形温度が100℃未満。
【主な取り扱い材料】
・PVC(ポリ塩化ビニル)
接着・溶接・曲げ加工性に優れ、加工しやすい。耐薬品性(特に耐酸性)が良く吸水率が低い。5大汎用樹脂の1つであり、安価なので大量生産に適する。
・PE(ポリエチレン)
世界で一番生産量が多く、原材料が安い樹脂素材。防水性・耐油性・耐薬品性・絶縁性に優れるが、熱に弱く、傷がつきやすい。
・PET(ポリエチレンテレフタレート)
機械的性質・寸法安定性に優れ、高精度品や食品機械部品に多く使用される 。
A-PET、G-PETの2種類あり、用途によって使い分けが可能。
・PP(ポリプロピレン)
非常に軽量で、力を加えても変形しにくい。PEより硬度があり、耐熱性も比較的高い。耐薬品性が高く半導体関連の部品に多く使用される。
・PS(ポリスチレン)
透明性・剛性・防水性に優れ、無味・無臭。「スチロール樹脂」とも呼よばれ、「発泡スチロール」の原材料である。加工がしやすく、再現性が良いが、熱には弱い。
・ABS
耐衝撃性や高い剛性を持ち、加工が容易。表面の光沢性や着色性に優れるためデザイン性が高い。試作、モデリングとしての需要に適する。有機溶剤に弱く、燃えやすい。
・PMMA(アクリル樹脂)
ガラスを超える94%の光線透過率(透明度)をもつ。樹脂のなかで最も候性・耐紫外線性に優れるが、薬品類に弱く、クラック等発生しやすい。
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