エアリークテスターを利用した漏れ検査①
エアリークテスターの種類
28/10/2024
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西村 宏Managing Director

株式会社コスモ計器のタイ法人・コスモウェーブ テクノロジーの西村と申します。
当社の主力製品である『エアリークテスター』を使った漏れ検査について、動画と共に解説いたします。

INDEX
エアリークテスターの種類
各エアリークテスターの特長
差圧式エアリークテスターの動作
圧力変化と漏れの関係

エアリークテスター運用上の注意
加圧エアーの断熱圧縮による温度変化
ワークとシールジグの温度差
ワークと大気の温度差
外部からの熱影響
供給エアーの温度


1. エアリークテスターの種類


エアリークテスターの種類には、主に「直圧式」「差圧式」「流量式」という検査方式があり、それぞれ特徴があります。

直圧 式空気を密閉し、圧力変化を漏れとして測定
差圧式 空気を密閉し、マスター(漏れのない物)との圧力差を漏れとして測定
流量式 圧力を保持するために供給される空気の量を、
漏れとして測定

直圧式は、検査したい物に圧力をかけて密封し、内圧の変化で「漏れがあるのか、ないのか」を判断します。

差圧式も、基本的には直圧式と同じく、検査したい物に圧力をかけて密封し、圧力変化で漏れを測るものです。100万分の1気圧の圧力変化も測定できるように、加えた圧力を直接測定するのではなく、漏れのないマスターとの圧力差を利用して微小の漏れを測定することができます。
秤(はかり)で例えると、体重計のような秤が直圧式、電子天秤のように微小の重さが測れるのが差圧式という感じでしょうか。

流量式は、圧力を利用した方法とは異なり、検査する物に圧力をかけ続ける、要は圧力を保持させます。
検査する物に漏れがあると、圧力を維持しようと漏れて減った空気の分だけ、レギュレーター等の圧力調整機器から供給されます。レギュレーターから供給される空気の量は漏れ量と等しいので、この供給される空気を漏れ量として測定しています。

▶︎ 2. 各エアリークテスターの特長へ続く


西村 宏 Hiroshi Nishimura
Managing Director


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