INDEX
1. エアリークテスターの種類
2. 各エアリークテスターの特長
3. 差圧式エアリークテスターの動作
4. 圧力変化と漏れの関係
エアリークテスター運用上の注意
5. ① 加圧エアーの断熱圧縮による温度変化
6. ② ワークとシールジグの温度差
7. ③ ワークと大気の温度差
8. ④ 外部からの熱影響
9. ⑤ 供給エアーの温度
検査方式 | 測定デバイス | メリット | デメリット |
---|---|---|---|
直圧式 | 圧力センサー | ・大きな漏れが測定できる ・コストが比較的安い ・校正などの費用が安い |
・小さな漏れが測定でき ない ・測定範囲が狭い ・容積依存性がある |
差圧式 | 圧力センサー (差圧センサー) |
・微小漏れから大きな漏れ まで測定できる (広い測定範囲) ・汎用性が高い ・校正などの費用が安い |
・容積依存性がある ・コストが比較的高い |
流量式 | 流量センサー | ・大きな漏れが測定できる ・測定に必要な設定が 少ない |
・元圧の影響を受けやすい ・測定範囲が流量センサー に依存 ・計測時間が長め ・校正などの費用が高い |
上の表は「各検査方式の一般的な特徴」を示したもので、それぞれにメリット・デメリットがあります。
差圧式は、直圧式のデメリットを補うために差圧センサーを利用していますので、相対的に差圧式リークテスターのほうが高性能です。また、差圧式は汎用性が高く、小さい漏れから大きな漏れまで測定できるため、色々な条件の漏れ検査を行なうことが可能です。
この汎用性の高さから、差圧式エアリークテスターを採用されているところが圧倒的に多いです。
流量式は、先の二つと異なり、測定に必要な設定が少なく、使い方が比較的簡単という特長があります。しかし、機器の校正等の費用は、直圧式・差圧式に比べて高くなります。
▶︎ 3. 差圧式エアリークテスターの動作へ続く
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