エアリークテスターを利用した漏れ検査④
圧力変化と漏れの関係
28/10/2024
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西村 宏Managing Director

INDEX
エアリークテスターの種類
各エアリークテスターの特長
差圧式エアリークテスターの動作
圧力変化と漏れの関係

エアリークテスター運用上の注意
加圧エアーの断熱圧縮による温度変化
ワークとシールジグの温度差
ワークと大気の温度差
外部からの熱影響
供給エアーの温度


4. 圧力変化と漏れの関係


圧力変化を利用したエアリークテスターは、検査するワークの容積によって圧力変化量漏れの関係が変わってきます。
下の図のように、容積が10倍になると、同じ漏れ量でも圧力変化量は10分の1になります。


・同じ漏れ量でも圧力変化量が異なる
圧力依存性がある


▲容積が大きくなると、漏れ量は減少する

エアリークテスター運用上の注意


すでにエアリークテスターをお使いいただいている方はご存じだと思いますが、エアーリークテストで常に問題となるのが、リークテスト中の温度変化による誤判定検査異常です。

主に、以下の5つがリークテストに影響を与える温度変化の要因として挙げられます。

①加圧エアーの断熱圧縮による温度変化
②ワークとシールジグの温度差
③ワークと大気の温度差
④外部からの熱影響
⑤供給エアーの温度

これら①〜⑤の要因が複合的に絡んでいることがほとんどです。全ての要因に対して可能な限りの対策を講じる必要があります。

▶︎ 5. 加圧エアーの断熱圧縮による温度変化へ続く



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