▲西村 宏　Hiroshi Nishimura／Technical Director

タイの漏れ検査（エアリーク テスト）業界を独走しているコスモ計器のタイ法人『コスモウェーブ テクノロジー』は、2021年にタイ創立20周年を迎えた。
同社を代表する西村 宏（にしむら ひろし）テクニカル ディレクターと、創立時からのメンバーとして活躍しているWINAI（ウィナイ）GMとSOPON（サポン）営業 兼 サービス部長に、コスモウェーブ テクノロジーについて語っていただいた。

様々な製造現場で活躍する、コスモ計器の漏れ検査用装置

コスモ計器（本社：東京都八王子市）は、1970年の会社設立当時からエアリークテスターの製造販売を開始し、日本における漏れ検査（リークテスト）のトップランナーとして世界中（1983年より2021年現在まで、13ヵ国24拠点に進出）の自動車部品・ガス・水道・医療・電機・電子といった製造現場を支えている。

コスモウェーブ テクノロジーの主要製品は、エアリークテスターをはじめとして、波形解析（異音検査）システム／リークマスター／圧力・流量制御機器／各種工業用計測装置・システム等。

日本人の技術トレーナーの指導により鍛えられたタイ人スタッフたちが、製品の修理やメンテナンス、校正（キャリブレーション）サービスといった高精度を求められる作業を問題なくこなせるのが、同社が20年もの間タイで活動を続けてこられた理由のひとつだ。

タイで唯一の漏れ検査用装置メーカーとして、様々な機械の検査を実施

西村（敬称略）：コスモ計器の現地法人コスモウェーブ テクノロジーは、2001年6月の創業以来、お客様や従業員に恵まれ、今年で20周年を迎えることができました。

当社は、2021年現在タイ国内で唯一直接活動しているエアリークテスター（漏れ検査）メーカーであり、リークテストに関するタイ人エキスパートが唯一いる会社となっております。

▲コアテック製サーボプレスの校正準備中

コスモウェーブ テクノロジー 20年間の軌跡

▶︎2001
技術指導および英語習得のために、コスモウェーブ テクノロジーのメンバー１人をマレーシアに1年間派遣しました。東南アジアの方の言語習得の速さに驚きました。

▶︎2008
タイ法人初の海外拠点となる駐在事務所（2013年に現地法人化）をベトナム、ハノイに開設。 これにより、タイ法人は東南アジアにおけるエンジニア教育の中心となりました。
その後、インドネシア・ベトナム・インドのメンバーを定期的に受け入れ、社内は多国籍状態となりました。

▶︎2012
2011年のタイの大洪水からの復旧活動が本格化し、当社の機器を大量に修理する必要に迫られました。ベトナムからエンジニアを招聘して修理に対応したことで、ベトナム人エンジニアは数年かけて習得する技術を半年で習得でき、ベトナムでの活動を加速することができました。

▶︎2013
リークテスターのノックダウン生産（バラバラの部品のセットの状態で輸出しておいて、現地で組立・販売する方式）を開始するために、生産子会社をタイに設立。東南アジアへリークテスターの出荷を開始しました。

▶︎2015～2017
2015年より、エンジニアの技術力向上と新たな知識得を目的として、他社製品を販売品目に追加。それと合わせ、ヘリウム リークテスト装置の設計・製作・販売を開始。2017年より、自社製インライン異音検査器ムーブレットのタイ国内での販売を開始し、新たな市場に進出しました。

コスモウェーブの漏れ検査に関心のある方は、下記フォームよりお問い合わせください。