日本電計(タイランド)では、日本を代表する老舗光学機器メーカーであるカートン光学の製品を取り扱っている。
本稿では、同社のタイ法人であるCarton Optical (Siam) Co., Ltd.(以下、カートンサイアム) のセールスエンジニアのウィーラウト氏と日本電計(タイランド)のセールスマネージャーポック氏に取材し、2社での取り組みについて、およびおすすめの顕微鏡関連製品について紹介してもらった。
2019年、当時のカートンサイアムの社長であったササキアキラ氏が、日本と同様にタイ法人同士でも協業したいという日本電計からの意向を受けて2社での協業がはじまった。
カートンサイアムは、1988年にタイに生産拠点を拡大し、実体顕微鏡の開発・製造の専門工場として設立された。タイ国内に生産工場があることで、日本と同様の高品質な製品でありながら、できるだけ価格をおさえた高いコストパフォーマンスを誇る製品の提供を実現している。
カートン光学の実体顕微鏡の中から、タイでも需要の高い2製品を紹介する。
■ズーム式実体顕微鏡 SPZシリーズ
画面やコンピューター上に結果を表示する、CCDに接続可能なズーム式実体顕微鏡。倍率は6.7xから50xと幅広く、電子部品をはじめとする各種部品の品質検査に最適。
■ 二変倍式・固定倍式実体顕微鏡 NSWシリーズ
この製品は、2つの倍率(10x 23mm /20x 11.5mm)を選択できる点と、お求めしやすい価格が特長だ。レンズが透明で、宝石の切子面で反射した光が使用者の目に入らないような仕様であるため、ジュエリー業界での需要が高い。その他業種でも、部品検査に用いられることが多い製品である。
同社は、製品品質のみならず、販売前後のサービス面においても力を入れている。
「当社の製品は、購入前に1週間の製品試用を行っていただけます。使用感や品質が、価格に見合うかどうか現場で実機を使用してご検討いただくことが可能です。また、顕微鏡は専門性の高い製品であるため、お客様に対して基本的な製品知識から、使用・保全に関するレクチャーも随時行っています。さらに、当社製の全ての顕微鏡は、機器番号によっていつ生産・販売されたのかを管理しているため、修理やメンテナンスもスムーズに行うことができるのです。
今後とも、日本電計と連携して、お客様の期待に応えることができる高品質な製品を提供し、タイ国内のモノづくりおよび検査工程の品質向上に貢献していきたいです」(カートンサイアムウィーラウト氏)
Carton Optical (Siam) Co., Ltd
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吉野 Yoshino
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佐治 Saji
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Email: saji@n-denkei.co.th
Laem Chabang sales office
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