タイ・エミックは振動試験装置メーカーとして、タイやASEAN地域で試験の受託サービスや試験装置の販売を行なっています。
「お客様の品質のパートナー」であるべく、保守・点検、校正サービスなども注力しています。
今回は、振動試験装置を正しく使うためのポイントをご紹介するシリーズ第1弾として、ボルトの日常管理と締め付けトルクについてお伝えします。
治具を振動発生機に固定する、または試験品を治具に固定する際に、ボルト(スクリュー)を用いりますが、そのボルトの日常管理方法によって作業性が大きく変わります。
我々がお客様の現場に足を運ぶと、メンテナンスが十分にされていない錆びたボルトが使われていることも多いのが現状です。
適正なボルトが使われているかの具体的な確認点は以下の通りです。
チェックリストとして担当者に日常的に確認する習慣をつけることを推奨します。
治具や試験品をボルトで固定する場合、重要なのはボルトの締め付けトルクです。
締め付けトルクは、正しい規定値できちんと使用しないと試験結果に大きく影響してしまいます。
規定値より弱いと、治具や試験品の固定が甘く、ガタつきや予想外の共振が発生します。逆に規定値より強いとボルトの破断や治具、試験品の破損が生じます。
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