振動試験機の要、振動を数値化するエミック製 加速度センサ
29/10/2024
THAI EMIC CO.,LTD.
振動試験において正確なデータ取得に必要不可欠なのが加速度センサ(アクセロメータ)。 加速度とは、単位時間当たりの速度の変化率のことで、物体の速度が変化するときには必ず加速度がかかります。それらの大きさを検出し、重力・動き・振動・衝撃=物の振動を数値化するセンサです。
エミックでは、超小型・軽量の高精度振動計測から、特殊な3方向同時振動計測、地震、建築構造の振動計測・解析まで、様々な振動計測に対応できる豊富な加速度センサを用意しています。 今回は、タイ・エミックでの加速度センサ取り扱いラインアップ及びその強みについてご紹介していきます。
タイで販売しているエミック製 加速度センサ(加速度ピックアップ)
エミック製の加速度センサは12種類あり、タイではその中の4種類を取り扱っています。 全ての振動試験機に搭載されている振動試験の要となる装置です。
<タイでの取り扱いラインアップ>
731-B:複合環境振動計測・制御用(汎用性高い)
・最大測定加速度(サイン)):5000 m/s2 0-p
・最大測定加速度(ショック):15000 m/s2 0-p
・測定振動数範囲※: fc~7k Hz±1dB
・取付共振振動数:約38k Hz以上
・使用温度範囲:-50~+160℃
・質量:13.5 g
・電荷感度:3.67 pC/(m/s2)±20%
・静電容量:1900 pF±25%
▲731-B外観図
703-B3:3方向同時複合環境振動測定用
・最大測定加速度(サイン)):・最大測定加速度(ショック):
・測定振動数範囲※:
・取付共振振動数:約35k Hz以上
・使用温度範囲:-50~+160℃
・質量:3.7 g
・電荷感度:0.061 pC/(m/s2)±20%
・静電容量:650 pF±25%
▲703-B3外観図
710-D:超小型軽量の複合環境振動測定、モーダル解析用
・最大測定加速度(サイン)):5000 m/s2 0-p・最大測定加速度(ショック):10000 m/s2 0-p
・測定振動数範囲※:fc~10k Hz±1dB fc~20k Hz±3dB
・取付共振振動数:約60k Hz以上
・使用温度範囲:-50~+160℃
・質量:1.9 g
・電荷感度:0.2 pC/(m/s2)±15%
・静電容量:1200 pF±20%
▲710-D外観図
541-DSH:温度振動測定・制御用
・最大測定加速度(サイン)):-・最大測定加速度(ショック):16000 m/s2 0-p
・測定振動数範囲※:fc~5000 Hz
・取付共振振動数:約27k Hz以上
・使用温度範囲:-20~+250℃
・質量:35 g
・電荷感度: 5.0 pC/(m/s2)±25%
・静電容量:1000 pF±25%
※ fc 低域振動数は、チャージアンプ時定数に依存します。
加速度センサは使用頻度によっても変動しますが、経年によって感度が鈍ってくるため3年を目安に交換を推奨しています。
低価格でコスパが高い!
エミック製振動試験機と併用でより精度の高い検査に貢献
エミック製加速度センサは、他メーカー製と比べて低価格帯でコストパフォーマンスが高いというご評価をいただいております。また、エミック製振動試験機と併用していただくことによって、より精度の高い振動計測を実現します。
どんな製品の、どの部分を計測したいかによって、弊社からお客様ごとに条件にあった最適な加速度センサを提案させていただいております。
タイで振動試験にご興味のある方、振動試験機および加速度センサをお探しのお客様は、下記フォームよりお気軽にお問い合わせください。
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