タイでは、新型コロナウイルスが収束した感がありますが、工場においては生産ラインの縮小や休止などが続き、正常な運転には程遠いのが実情です。
ヨーロッパもアメリカもコロナによる経済的な影響が甚大であり、世界的な生産拠点であるタイから海外への輸出もままなりません。
しかし、こんな時期だからこそ、積極的にできることがあります。
それが、機械のオーバーホールです。
▲エンシュウ工場内でオーバーホールの作業中
当社はマシニングセンタ(工作機械)をタイで現地生産し、タイ国内やASEAN、インド、日本へも販売しています。
おかげさまで、ここタイでもたくさんのお客様に当社の立形マシニングセンタを導入いただいています。
当社は「顧客のマシンを止めてはいけない」と、販売後のアフターサービスに力を入れています。
しかし、100%の稼働が期待できない今だからこそ、マシンを止めてオーバーホールに出す絶好の機会だと考えてみてはいかがでしょうか?
製造ラインが稼働している最中にマシンが突然故障したら、その被害は甚大です。
故障する前に、定期的に(と言っても8年〜10年のサイクルです)オーバーホールして、マシンの予防保全をすることをおススメします。
▲油汚れや金属粉でとても汚れているマシニングセンタの中
①お客様の工場へエンジニアを派遣、設備を確認
エンシュウのマシンのオーバーホールの目安は、8年〜10年です。
チーム・エンシュウのスタッフがお客様のマシンの「外観チェック」、「動作確認」、「精度確認」を行ないます。
特にマシニングセンタの精度確認は、重要な目安となります。
②見積もり作成
マシニングセンタの状態によって、概算見積もりをお出しします。
③エンシュウのタイ工場に搬入
お客様の工場内でオーバーホールの作業をすることは不可能ではありませんが、基本的にはエンシュウのタイ工場に機械を搬入します。
当社はタイでマシニングセンタを製造しているので、筐体を吊り上げる大型クレーンなどの設備や部品在庫が揃っています。
搬出・搬入の手間はかかるのですが、トータルで見ると、納期は自社工場でオーバーホールを行なった方が早く済みます。
マシンを分解した際、さらに不具合が見つかった場合には、お客様と協議しながら修理いたします。
④オーバーホール完了→納品
オーバーホールはマシニングセンタに熟知している製造スタッフが行ないます。
作業期間はマシンの状態により異なりますが、エンシュウの強みとして、タイ工場でマシニングセンタを製造しているので、オーバーホール用の部品はもちろん、設備も整っております。
これにより、納期を最大限に短縮することが可能です。
オーバーホールは、製販(製造・販売)一体となり取り組んでおります。
▲マシンの隅々まで点検、入念なクリーニング(左)エンシュウ熟練のスタッフ(右)
先に述べたように、生産ラインがフル稼働していない今だからこそ、オーバーホールを行なうチャンスです。
コロナ後の経済復興に備え、当社はオーバーホールで皆さまをサポートいたします。
タイで各種機械のオーバホールをご検討の際は、下記フォームからお問い合わせください。