近年、日本では厳しい節電要請、タイでは電力料金の高騰があり、省エネルギー対策に取り組む企業が増えています。しかし、金属加工などを行う製造業にとっては、単純に電力使用量を減らすだけでなく高精度な加工と省エネの両立がポイントです。
当社「白山機工」は、その解決策として、省エネ運転型の高圧クーラントユニット『マックスルー』を開発しました。インバーター制御と圧力センサーにより吐出圧力をコントロールすることで、飛躍的な省エネを実現します。
『マックスルー』は、圧力の切り替えが容易な高圧クーラント装置です。
加工機からの指令により最適な吐出圧力へ切り替えることができるため、加工条件に合わせて手動で圧力を調節する必要がありません。
また、インバーター制御によって高圧ポンプの出力をコントロールすることで、安定した吐出圧力とムダな消費電力の低減を同時に実現します。
<高圧クーラントユニット『マックスルー』特長>
■8段階の圧力設定 (1.0~7.0 MPa)
容易に圧力を切り替え、最適な加工条件を追求できます。
■加工機から操作が可能
加工機とのインターフェースを搭載しているため、加工機側から運転・停止・吐出圧力の制御を行うことができます
■消費電力を削減・大幅なコストダウン
インバーターと圧力センサーが高圧ポンプのモーターを最低の回転数に制御します。これにより無駄な電力を省きながら最適な吐出圧力を安定して得ることができます。
従来型の装置はリリーフ弁で圧力を逃がすことで調節するため、余剰分の電力は無駄になってしまいます。
■高精度フィルターを搭載
サイクロン式セパレーター「マックスピン」により、微細な切り屑の混入を防ぎます。
■既存の装置に追加設置が可能
各種チップコンベヤやクーラントタンクへのビルトインも可能です。現在お使いになっている装置や現場環境に合わせて、最適な仕様とレイアウトをご提案します。
1. 加工機のクーラントタンクからクーラントを供給
2. サイクロン式セパレーターにより微細な切り屑をクーラントから除去
3. 取り除いた切り屑をチップコンベヤ側に戻す
4. 吐出圧力を制御しながら、クリーンなクーラントを加工機に圧送
サイクロン式セパレーター『マックスピン』
遠心力でクーラント中の微細な切り屑を高精度で分離。
切り屑が混入することによる加工精度の低下や
工具へのダメージを未然に防ぎます。
当社は、お客様の生産性向上と経費削減に貢献するべく絶えず製品の開発と改良に取り組んでいます。 日本で40年以上培った実績をもとに、お客様の使用条件や設置環境に合わせたチップコンベヤやクーラントタンク製品を、お客様のためだけに製作します。