白山機工では、切屑排出のためのチップコンベヤ、クーラントユニットのオーダーメイド生産に加えて、複数台の工作機械が稼働する中〜大規模プラント向けに、ポンプバックシステムをご提案しています。
ポンプバックシステムは、複数の加工機(工作機械)から排出される切り屑とクーラント(切削液)を大型ろ過装置で一括処理する集中処理システムです。
各加工機から切り屑と切削液を一緒に回収することで、天井配管での輸送を可能としています。きれいになったクーラント液は、再び天井配管を通り加工機に戻っていきます。
白山機工は循環処理システムにおける特許を取得しており、日本では20年以上前からご提案・提供を開始し、白山グループとしてこれまで約300もの実績を重ねてきました。
【ポンプバックシステムの特長】
✔ 省スペース・柔軟な設備レイアウト
加工機ごとにろ過装置付きチップコンベアを据え付ける必要がなくなるため、加工機まわりがコンパクトになり、空間を有効活用できます。
✔ 時間短縮と無人化
全ての加工機の切屑を手作業で回収する手間・人員を無くし、作業工数を削減します。
✔ 切粉処理を一元管理
各加工機ごとのクーラント管理が必要なく、一元管理で効率化。
✔ ピット工事不要
配管を利用するため、集中コンベヤやトイなどの設置のためのピット工事が不要です。
切り屑の集中処理のニーズが高い中国では、現在建設機械大手のキャタピラーの天津工場で大型のポンプバックシステム導入が進んでいます。
工作機械7台の切屑・クーラントを一括処理する集中システムのプロジェクトです。
以下のような理由からシステム導入を決定いただきました。
ご紹介した中国での導入事例のように、タイにおいても日本をはじめグループ全体として連携して大型の集中処理システムを進めることができます。
人件費高騰・物価上昇が進むタイでも、工場移転、新設などのタイミングなどにぜひご検討ください。