近年、市場ニーズの多様化により、多くの工場で多品種少量生産に対応せざるを得ない状況になっています。このような製造現場で、段取り替え改善は、製造コストを低減させるために非常に重要です。
当社は「タイで導入しやすい」「シンプルな構成」「誰でも簡単に使える」をコンセプトとした自動化や効率化の方法をご提案しています。
本記事は、最新のソリューションデモ(2022年MEにて発表)をご紹介するシリーズの第2弾です。
Solution.2
高精度ドッキングステーションで、ロボット移動が楽々!
1台のロボットを汎用的に利用しやすい
ロボットを搭載した台車と検査機を、高精度かつ瞬時に連結するデモンストレーション。 カメラなどを使った再位置出しが不要で、初期の設定(レベル出し)が完了すれば、誰でも簡単にロボットの移動・設置ができるようになります。
今日は検査工程、明日は組立、と1台のロボットの汎用的な活用が可能です。AGVやAMRと併用すれば、移動・設置さえも自動化できます。
短時間で簡単にパレット・ジグの交換が行え、段取り時間・補正設備コストを削減しながら1台のロボットをあらゆる作業に活用できます。作業者によるバラつきも発生しません。
従来なら丸1日かかる位置決め作業が短縮され、機械稼働率の大幅な向上に貢献します。
クランプとブロックの組み合わせにより、様々な大きさのパレットや配列に対応することができます。小型ロボットに適した製品のラインアップも拡大し、用途はますます広がっています。
目視検査のトレーニングやPLCの専門知識が不要で、オペレーターにとって手軽なだけでなく、ロボットとの相性が抜群に良いです。今回のデモのように、ロボットによる投入・排出のほか、複数台の検査機による多項目検査や、ロボットによるトレイ配列など、検査工程における様々な自動化のアイデアを実現します。
ロボット導入にあたっては、その能力を最大限に活用して確かな効果を上げるために、「どの作業をロボットに任せられるのか」「どういう段取り替えが必要か」を踏まえておく必要があります。 それと同時に、機器メーカーは「段取り替えを効率化し、誰でも簡単にロボットを使えるようにする」ことを目的とした製品の開発に力を尽くしています。
当社は、各メーカーと協力して、お客様の生産性アップに貢献するソリューションをご案内しています。