近年、市場ニーズの多様化により、多くの工場で多品種少量生産に対応せざるを得ない状況になっています。このような製造現場で、段取り改善は、製造コストを低減させるために非常に重要です。
当社は「タイで導入しやすい」「シンプルな構成」「誰でも簡単に使える」をコンセプトとした自動化や効率化の方法をご提案しています。
本記事は、最新のソリューションデモ(2022年MEにて発表)をご紹介するシリーズの第3弾です。
Solution.3
UR+認証製品を使用してトータルコスト削減!
高度なねじ締め工程も、立ち上げ時間を短縮
<機器構成>
協働ロボット(UNIVERSAL ROBOTS)
× ねじ締めユニット「PD400UR」(NITTOSEIKO)
× 3軸振動パーツフィーダ(Asyril)
ロボットが自動でフィーダからねじをピックアップし、ねじ締めを行うデモンストレーション。 ポイントごとに値を変える高精度なねじ締めも、PLC不要で簡単に設定し、作業を開始することができます。
UR+認証ツールを使用することで、劇的に段取り替えが改善され、トータルコスト削減につながります。3軸振動パーツフィーダなら、サイズの異なるねじにも対応が可能です。
UNIVERSAL ROBOTS用に開発された高精度ねじ締めユニット
ポイントごとに異なるトルク値・回転速度などを設定する多彩なねじ締めや、データ収集が可能で、狭いところにもアクセスできる小型軽量のユニットを採用しています。
『UR+』認証を取得しており、URロボットへワンタッチで簡単に装着可能です。多品種少量生産などツールを頻繁に交換する必要がある場合に最適です。
さらに、セットアップや設定変更はURのティーチペンダントから簡単に行えます。PLCが不要で、設備コストや立ち上げ時間の削減に貢献します。
UR+とは?
“誰でも直感的に機器の操作ができる”をコンセプトとし、URロボットとシームレスに結合できることがURによって認証された製品群。
日東精工は、日本の自動車産業やエレクトロニクス業界を支えてきた「ねじ締め」のエキスパートです。「PD400UR」は、日東精工が持つ高い技術力(高度なトルク管理、高速性など)とURロボットとの親和性を兼ね備えた貴重な存在であり、ねじ締め工程の自動化を手軽なものとする画期的な製品です。
当社は、タイで唯一のユニバーサルロボット正規代理店として、タイにおけるロボット活用を支援しています。「ねじ締め」の自動化・省人化においては、日系のトップメーカーである日東精工と協力する体制で取り組んでいます。
タイ日東精工マシナリーのサイトでも浜正(タイランド)とのコラボレーションについて紹介しています▶記事詳細
なお、動画で紹介しているデモの実機は、当社浜正(タイランド)のショールームに展示されています。(2022年7月現在)