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日本アビオニクス(AVIO)× ユニバーサルロボット(UR)で実現!
多品種対応かつ高精度の自動パルスヒート溶接ユニット
30/06/2025
Hamasho Corporation (Thailand) Ltd.のアバター画像
Hamasho Corporation (Thailand) Ltd.

浜正タイランドは、2025年6月にバンコクで開催された「マニュファクチャリングエキスポ(ME)」に出展し、取扱製品によるデモソリューションを初披露しました。
展示の目玉の1つとなったのは、日本アビオニクス(以下、AVIO)のパルスヒート技術とユニバーサルロボット(以下、UR)の協働ロボットを組み合わせた「自動パルスヒート溶接ユニット」です。


浜正が提案する、自動パルスヒート溶接ユニット(AVIO×UR)



▲自動車バッテリーの溶接を想定したデモ装置

浜正タイランドは、日本アビオニクスのタイ唯一の日系商社として、URの協働ロボットとの組み合わせによる自動化ソリューションを展開中です。
• パルスヒートによる精密接合の安定性と美しい仕上がり
• 協働ロボットURとの連携による高い柔軟性と簡便な立ち上げ
• 多品種・高品質生産を可能にする自動化提案の実例


高い安定性と高精度な仕上がりを実現するAVIOのパルスヒート溶接

一般的に溶接には4種類の方法があります。

• パルスヒート:高精度、仕上がり良好。立ち上がりに時間はかかるが安定加工が可能。
• 超音波溶接:加工スピードに優れ、コストも最も低いが連続運転には不向き。
• レーザー溶接:最も高コストな方式だが、高精度が求められる用途に適する。
• 抵抗溶接:広く使われており、採用例も多い最も一般的な方式。

中でもパルスヒートは、ヒータチップによる局所的かつ瞬間的な加熱により、接合部を安定して加工できる技術です。加圧したまま加熱・冷却するため浮きや未接続がなく、熱影響も最小限に抑えられるのが特長です。


パルスヒート溶接 日本アビオニクス タイ


AVIOのパルスヒートは、デジタルPID制御による温度・時間の再現性に優れており、作業者の熟練度に左右されず、安定した品質を実現します。実際のワークでの溶接テストにも対応しており、顧客の素材を預かってAVIO側でテストを実施、最適なロボット構成を提案する体制も整っています。


AVIOのパルスヒートの強み
✓ 高い溶接の安定性
✓ 溶接電源のバリエーションが豊富で安定的
✓ パルスヒートの研究開発のノウハウが豊富
✓ 局部的・瞬間加熱のため、特にバッテリー、電子部品、小型部品に最適
✓ フレキ材や線材の熱圧着、はんだ付けや樹脂の熱カシメ等に最適


パルスヒート溶接 日本アビオニクス タイ


最新技術を開発し続けるURの協働ロボットが、柔軟なアッセンブリの自動化を可能に

また、今回のデモに採用されたURの協働ロボットとの組み合わせにより、パルスヒートの自動化対応力が一層高まっています。

近年のタイ市場のトレンド
・ 専門性(専用機)から汎用性(汎用機)へ
・ 固定生産から柔軟な生産工程へ(レイアウトや品種の変更の可能性が高い)
・ 大量生産から多品種小ロットへ

URシリーズは、直感的な操作性と高い柔軟性を持ち、専任オペレーター不要で簡単に立ち上げが可能です。品種変更やレイアウト変更にも強く、多品種少量生産が主流となってきたタイ市場のトレンドにマッチしたコボット(協働ロボット)です。また、URは他の多くのメーカーよりも1つ上のランクの安全規格(ISO 13849-1)を取得しており、高い安全性も強みです。


協働ロボット ユニバーサルロボット UR タイ


デモ機には UR5eモデルを使用。最大可搬5kg、リーチ850mm、繰り返し精度±0.03mmという高性能を誇ります。URは2025年にUR7e、UR12e、UR15とラインナップを拡充し、さらに多彩なニーズに対応できる体制を整えました。また、新ソフトウェア「Polyscope X」によって、より多様なプログラミング環境での制御が可能となっています。

「人手不足」「生産品質のばらつき」「多様化する製品仕様」といった課題に直面する今、精密で安定した接合とフレキシブルなロボットによる自動化は、製造現場に新たな価値をもたらします。



タイでパルスヒートはじめ溶接の自動化にご関心のある方は、下記フォームよりお気軽にお問い合わせください。

JP
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