タイでのSDGs取り組みに!環境保護と省エネに貢献するオール電動化搬送設備『エコ電動シリーズ』
06/07/2022
木下 義照
Senior Manager
近年、地球温暖化が問題になっています。その原因のひとつが、CO2(二酸化炭素)といわれています。一般的に、コンプレッサを使用するエア式はCO2排出量が多く、電動化を進めることはCO2の削減、さらには電気使用量の削減に大きく貢献します。
そこで、省エネやカーボンニュートラルといった地球環境問題改善への取り組みとして、平田機工が開発した画期的な完全電動化搬送システム『エコ電動シリーズ』をご紹介します。
<エコ電動シリーズの特長>
■Hirata Blue Motor
自社開発の小型、高効率のDCブラシレスモータを搭載しております。
従来の機器に比べ、モータ本体の体積は約20分1、重量は約10分の1※当社従来品比 消費電力とCO2排出量をいずれも約75%削減※当社従来品比 を実現しました。
※上記は、当社の従来型ACコンベア用モータ(200W)とDCコンベヤ用モータ(50W)のサイズ比較であり、同等の性能を保証するものではありません
このモータは、コンベヤやリフタなどのエコ電動シリーズにそれぞれ搭載されており「止める」「向きを変える」「上下に動かす」などの動作が可能です。そのため、これらを組み合わせたシステムユニットは、省スペースでありながら効率的な作業が実現できます。
▲DC24VのON/OFFのみで動作できるため、コントローラレスで操作も簡単
■低推力
エコ電動シリーズは、低推力(衝突時など万が一の際に機器が反応して動く安全で弱い⼒)で動きます。
万が一、人と接触しても怪我の心配がないため、安全柵や人体検知センサーなどの安全付帯機器の設置が不要となり、設備コストの削減にも大きく貢献いたします。
※お客様の安全基準の確認が必要です。
省エネだけじゃない!
現場での使いやすさを考慮した高い機能性
エコ電動シリーズは、環境対策・省電力はもちろんのこと、使いやすさや機能性も充実しています。特に推奨するポイントを、エンジニア目線で3つご紹介します。
■コントローラレス
製品に駆動ユニットが内蔵されており、手元で速度調整が可能。コントローラをはじめ、面倒なプログラム、設定変更のためのティーチング機器などは一切不要です。
■接続はケーブル1本で完了
ACコンベヤの場合は複数の配線が必要です。しかしDCコンベヤはI/Oターミナルにすべてが集約されているため、市販のM12ケーブルを接続するだけで、すぐに起動ができます。
■メンテナンスが簡単
モジュ―ル化されているので分解や組み立て、ユニットごとの交換が簡単に行えます。メンテナンスがしやすいのも特長です。
用途に合わせた豊富なモジュールをご用意
モデルラインでの導入からご提案します
駆動ユニット、電動ストッパ、電動シリンダーなど、標準モジュールの種類は60以上。用途に合わせて自由に、そして最適に組み合わせることができます。
▲エコ電動シリーズラインナップ一覧(クリックして拡大)
※周辺の商品群には開発中の物が含まれています
環境への影響が大きい製造業。「持続可能なものづくり」のために、工場から排出されるCO2を減らすことを求められています。パワー重視でCO2排出量の多いエア式から、環境・安全に配慮した電動式へとニーズが変わってきております。
まずはモデルラインとして、設備の一部やサブラインなどから導入や入れ替えを検討してみてはいかがでしょうか?
タイでのSDGs貢献への最初の一歩を、私たち平田機工(タイランド)がお手伝いします。
▲システム導入例
エコ電動シリーズのサイトを新設しました。
▶エコ電動シリーズ特設サイト
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