今回は、ホシザキ業務用冷蔵庫の導入事例として、トンローにある曼谷鶴亀 高本氏とホシザキ タイのMD 廣幡氏のお二人にお話を伺いました!
■さっそくですが、ホシザキさんを知った、きっかけは何だったのでしょう?
高本:曼谷鶴亀の出店時、フリーペーパーで知ったのが最初だったと思います。当時、出店にあわせて冷蔵庫、冷凍庫の購入を考えてまして、最初はローカルメーカーのもので検討していました。
ところが、日本で20年の料理人経験を持つ料理長に「ホシザキさんは“冷蔵庫業界のレクサス”だから」と勧められまして、試しにお見積りをお願いしたんです。
■日系の、しかもホシザキブランドともなれば、ローカルとは比べものにならない価格になると考えてしまうのですが。。。
高本:はい。私も最初はそう思っていました。ところが実際にお見積りを頂くと、想像以上にローカルメーカーとの価格差がなく、それならば良いものを使おうと思い、ホシザキさんの冷蔵庫を導入しました。
廣幡:タイのホシザキでは、設計は日本、製造はインドと中国で行うことでコストダウンしたA1-Fit(中国製A-Fit)というシリーズがあり、今回、高本さんにご購入頂いたのもこちらのA1-Fitシリーズです。
A1-FITは東南アジア、インド、中東など暑い地域でも対応できる特別仕様となっており、冷蔵庫の周辺温度が43度でもカタログで提示している温度をきっちりと保つ性能があります。43度は、世界最高の基準である「クラスT」の温度をクリアしていることになります。ちなみに日本のJIS規格は30度です。(日本製ホシザキは、35度設計)
■低価格帯の製品でも、性能は世界のトップ基準をクリアしているとは凄いですね!
廣幡:ホシザキでは、タイのローカルメーカーやタイ製造の日本のメーカーの冷蔵庫を購入して性能実験をしているんですが、周辺温度35度で、カタログ提示している温度にならないもの、温度到達までにかなりの時間を要するものなどが多くあります。
■実際にホシザキの冷蔵庫を使用してみていかがですか?
特に曼谷鶴亀では、足のはやいイワシをメインに扱ってますので、日持ちがするのは経営的にも大きなメリットですね。
■タイで新鮮な生のイワシを食べられるのは、最高の鮮度による仕入れと最高の保存がうまく合致してのことなんですね!
廣幡:ホシザキ製品の特長として、
①高温度の環境下でも指定の温度を出せること(世界のトップ基準をクリア)
②設定温度を最小限のブレに抑えてキープできること(±1℃)
の2点が挙げられます。
これは、食材の鮮度や保存期間に大きく影響します。わかり易い例にアイスがあります。たまにアイスクリームであるのにシャリシャリした食感のものがありますよね。あれは、冷凍庫の霜取りが原因なんです。
■霜取りですか?
廣幡:霜取りとは、その名の通り庫内(冷却器)の霜を温度を上げることによって溶かすもので、通常6時間に1回のペースで行われます。性能の低い冷凍庫では、霜取り時に庫内温度がプラスにまで達してしまうのでアイスが一度溶け、庫内の温度が低くなって再度固まるので、上辺に水分の多いものが集まりシャリシャリとした食感になってしまうんです。
■なるほど。前から不思議に思っていたんですが、そういうことだったんですか!
廣幡:はい。ホシザキのA1-Fitの冷凍庫は、霜取り時でもマイナス15度を維持するので、そのような劣化は見られません。
■アイスを入れて冷凍庫の性能をチェックするのも良いかもしれませんね。貴重なお話ありがとうございます。
次回は、アフターサービスやカスタマイズについて伺って行きたいと思います!
曼谷鶴亀 高本氏
日本企業のオフィス代行業に従事。その後、脱サラして念願の飲食店を開業。タイ初となる、イワシ料理メインの居酒屋「曼谷鶴亀」を経営。20種類近くのイワシメニューをこだわりの日本酒や焼酎とともに提供している。