IoT=「Internet of Things(モノのインターネット)」は、ハードウェア(装置や機器)とインターネットを組み合わせたソリューションです。近年は、タイでもオフィスや工場の作業効率化のために取り入れている事例が増えています。
当社アイコネクトは、報知機器メーカーのパトライトと協力して、様々なシーンに対応できるIoTソリューションをタイで提案しています。今回は、当社実績の一部から、業種・目的別でのIoTソリューション活用例をご紹介します。
① 製造業:部品組立工程における生産システム
概要:部品組立工程での対象部品の取り間違えを防止する。IoTデバイスを生産管理システムに接続し、生産ラインに異常が発生した場合、表示灯で作業者に通知。取り出す対象部品のイメージ写真や注意事項をシステム画面上に表示し、作業者が部品を取り間違えないように工夫した。
結果:エラー減少による生産性の向上。
② 倉庫業:ヒューマンエラーをなくす在庫管理
概要:トレーサビリティシステムを活用した在庫管理ソリューション。出荷指示書や製品パッケージのQRコードをスキャンするだけで、製品の保管場所の表示灯を自動的に点灯させ、作業者に正しい保管場所を通知することができる。
結果:保管におけるヒューマンエラーを減らし、作業効率化に貢献。
③ 物流業:配送管理システム
概要:お客様の注文に応じて、正確に商品をトラックに積み込めるよう開発した配送管理システム。積層信号灯が荷物を積込む現場の進捗状況を示し、離れた場所からでもリアルタイムで稼働状況を監視することができる。操作ミスが発生した場合には、警報灯を表示するように設定している。
結果:誤出荷を減らし、問題発生時の速やかな対処を実現。
④ ロボティクスプロセスオートメーション(RPA):見積書自動作成進捗のモニタリング・見える化
概要:RPAによる見積書の自動作成進捗管理システム。どこかでミスや不具合が発生しても、「エラーに早く気付けない」「進捗把握がしづらい」という難点を解決するため、進捗を表示灯の色別でリアルタイムに通知する。表示灯により、簡単に進捗状況をモニタリングできる。
結果:エラー検知をリアルタイムで通知し、進捗の見える化とエラー予防を実現。
※応用できる業種例:商社・物流・金融・保険会社・クレジットカード会社 等
今回ご紹介したソリューションでは、パトライトの積層信号灯の中でも機能と価格のバランスがとれた、コスパの高い『LA6-POEシリーズ』を採用しています。
IoTテクノロジーを各業種や使用目的別に選択するには、使用者目線の要件を細かく洗い出す必要があります。各現場の課題やお悩みに合わせたソリューションの提案をしておりますので、まずはお気軽に当社までご相談ください。