アイコネクトは、2022年6月に申請・承認を電子化できるワークフローシステム『WOLF Approve』の取り扱いを開始しました。 今回は、当システムにISO規格管理の機能を追加した業務効率化ソフト『WOLF ISO』をご紹介します。
ISOとは、世界中で同品質レベルの製品・サービスを国際標準化した機関(International Organization for Standardization)の略称で、ISOが制定した規格をISO規格といいます。
この規格は、製品やマネジメントシステムの国際標準規格であり、取得企業は“製品やサービスの品質に関する信頼がある”という看板を得つつ、海外市場運営での大きな安心にもつながります。
しかしながら、ISO規格の取得および継続保有は、複雑で細かな文書管理やアドミン作業が必須で、一筋縄ではいきません。
そういった課題を解決すべく、WOLF Approveのシステムを応用して開発されたのがISO規格の取得と管理に特化したソフト『WOLF ISO』です。
「ISO文書の紙での管理をやめたい…」
「最新版書類を社員が使っているか不安だ…」
そういったお悩みをお持ちの中小企業様に大変お勧めです。
ISO文書管理システム『WOLF ISO』の特長は以下の通りです。
1) クラウド上でのシステム運用
データの保存・文書のバージョン管理・ISO文書作成や承認・内部監査などがクラウド上で簡単に行えます。事務所にシステムを置く必要がなく、インターネットに接続すれば、どこからでも安全にアクセス可能です。
2) ISO規格に従った文書管理
ISO9001の文書管理に関する要求事項に準拠した文書管理機能が提供されます。システムには下記の条件が設定されています。
・システムに保存されている文書は、発行する前に承認を得ること
・使用する文書は最新版であること
・文書の変更履歴を確認できること
・発行された文書へのアクセス権限を設定できること など
さらに、システム上で発行された文書の検索、旧バージョンの文書を参照したりすることも可能です。新規文書の作成は、各文書の承認フローに沿って簡単に行えます。
3) 内部監査機能
ISO規格を取得した企業は、定期的な第三者の認証機関による外部監査や、自社での内部監査が必要です。『WOLF ISO』には、次のような内部監査機能があります。
・内部監査の企画を作成する
・内部監査員がシステムで審査項目を指定して、チェックリストを作成する
・内部監査レポートを発行する
4) 不適合及び是正処置の報告
ISO規格が定める要求事項に不適合(Nonconformity)があった場合、その不適合への対策および再発防止策の立案が必要です。システムでは、以下のような方法で不適合を報告することが可能です。
①内部監査によって、ISO規格の文書に記載された手順が順守されていないことが発見された場合、内部審査員はシステムで是正処置要求書(CAR:Corrective Action Request)を作成
②例えば、作業現場内で安全ヘルメットを着用していない従業員などを見つけた場合、システムの使用者は是正処置要求書を作成して関係者へ送付
是正処置要求書を作成する目的は、修正を要求することのみならず、根本原因を明確にし、その原因を除去することです。使用者は、システムで不適合及び是正処置要求プロセスに沿って是正処置要求書を作成して、品質管理責任者(QMR)により承認を得ます。その後、マネージャーが是正処置を特定し、結果を記録してから品質管理責任者の最終確認によって是正処置要求書を承認します。
・ システム開発不要で導入後、すぐに使用できる
・ ITスキル不要で簡単に使用可能
・ 様々なデバイス(PC/タブレット/スマホ)で使用可能。内部監査の結果をスマートフォン上のWOLF Approveアプリケーションに登録できる
・データ漏洩や紛失を防止するマイクロソフト社の安全なクラウドを採用
・ペーパーレス化促進
・作業時間短縮により業務効率化に貢献
ソフトウェアの購入は、サブスクリプション・オンプレミスどちらでも対応可能です。
英語・タイ語に対応しており、操作も簡単で導入後からすぐに現場でお使いいただけます。
現場スタッフ様向けの使用方法のレクチャーも随時行っております。各企業様の条件にあわせたデモ版の試用もご案内中です。
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