① 顧客満足度が低い
② 生産期間・受注期間が長い
③ 作りすぎて仕掛在庫が多い
④ 不良資産を蓄積させる
⑤ 資金繰りの悪化をもたらす
これらの問題はすべて、生産体制・生産管理体制がお客様の要求に応えられていないことから生じている。また、ここにライバルとの差が生じてしまう。現場の判断で、手待ち時間に余分な在庫を作ってしまった後で、お客様からの要求が変化し、死蔵品となるケースを多く見てきた。
景気が停滞し、モノが余る傾向にある時期の生産管理は、変化して止まないお客様の要求に素早く応えるものでなければ役に立たない。個々の異なる要求仕様に応じて素早く生産できるよう、業務のサイクルを短くしておく必要がある。
業務サイクル短縮化のためには、生産サイクルと計画サイクルを同時に短縮することが必要となる。
1.生産サイクルを短サイクル化するためには、段取替えのロスを極力ゼロにする工夫が必要。小ロット・一個流し生産ができない理由は、段取替えに時間がかかり、試加工のロスがたくさん発生するからである。そのロス分の原価は完成品に負担させて回収することになるので、製品単位当たりのコストはそのロス分だけ高くなるのである。
2.次に、計画サイクルを短縮するためには、管理運用組織も「機能別分業の各部門効率と都合優先」から「お客様要求の一貫管理組織と運用」に変えることが大切。計画サイクルとは、お客様からの要求に基づいて計画し、管理・統制するサイクルのことである。要求・注文が毎日来るなら、計画もそれに合わせて毎日計画し、指示し、進捗状況を管理・統制することである。
※JMACでは、様々なモデルやフレームワークを使い、異文化ギャップの問題を解決します。
JMACタイランドは、同地で10年以上のコンサルティング実績を有します。
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勝田 Katsuta
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