前回までで、製造設備をネットワークに接続するということについてお話ししました。
今回は実際にそれらをどのように現場で活用しているか、事例をあげてご説明します。
弊社では、IoT活用の視点として以下のように「IoT7つ道具」を提唱しています。
今回は7つの項目のうちIoS (Situation) の視点から、異常時の場面把握についてご説明します。 現場では色々な異常が起こっています。通常は異常が発生したこと自体は分かるものの、どのようにして発生したのか、その原因までは分からないことも多くあります。
ここで、最近よく用いられるセキュリティーカメラと異常を検出する方法を組み合わせて設置します。 この異常検出は外付けのセンサーで構いませんし、図のように様々なものをトリガーとして利用することができます。センサーで異常検出時の時刻を記録することによって、映像をその時間から遡って調べることができ、なぜその異常が発生したのかが分かるようになります。撮影の対象は、人の動き・モノの動き・設備の表示盤等、何でもよいのです。こうすることによって、実際の状況が分かり、効果的な対策を早く打つことができます。この方法は、応用範囲は非常に広いと思います。
次回は、また別の 「IoT7つ道具」 について事例を説明します。
※JMACでは、様々なモデルやフレームワークを使い、異文化ギャップの問題を解決します。
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