「タイ人スタッフの育成とオーバーホールの受注拡大に注力したい」
2020年10月付けで着任しました、光洋機械工業タイ社長の野村 圭治(のむら けいじ)と申します。
タイでも日本品質の工作機械、オーバーホール、自動車向けステアリング用インタミ(インターミディエートシャフト)をお客様に提供すべく尽力いたします。
タイ人スタッフが主体的に考える力を育む
今回のタイ赴任は、私にとって2度目の海外駐在です。
1度目は2008~2013年の5年間、ブラジルとアルゼンチン2ヵ国のステアリング工場の社長を兼任していました。
その時に得た教訓の一つが、人材育成の重要性です。
日本から赴任する駐在員は、任期が3~5年と短い。
そんな中、オペレーションの要にするべきは、やはり現地スタッフです。
現地スタッフには、受け身ではなく、自ら提案する自主性を身につけてもらいたいと思っています。
そのために、私からスタッフに作業を指示するときはその意図を明確に伝え、本当に理解・納得して作業に臨んでもらうように努めています。
「現地スタッフが主体的に考え、オペレーションを主導する会社でありたい」
この想いを胸に、人材育成に力を入れ、タイでじっくり会社を成熟させていきたいと思います。
一つの拠点で工作機械、オーバーホール、インタミの3つの事業を行なう強み
当社はこれまで、東南アジア地域で1,000台以上の工作機械を販売してきました。
それらの機械は生産から10年〜15年の時が経ち、約400台がオーバーホールの時期を迎えています。
そのタイミングに合わせ、2019年にオーバーホール専用の自社工場を立ち上げました。
タイでは、ひとつの拠点で工作機械事業とオーバーホール事業を行なっているのは、当社だけです。
両事業のシナジー効果を強みに、2015年から開始しているオーバーホールの受注をASEAN 地域へ拡大するため、まさにスタートを切ったところです。
最後に、就任時の挨拶でスタッフにも伝えた、私が大切にしているモットーを一つ。
それは、「何事も正直が一番」ということです。
シンプルですが、文化や価値観の異なる者同士、互いに理解し合うために大切なことであると、2度目の海外駐在で確信しています。
タイの皆様、これからどうぞよろしくお願いいたします。