自動車部品工場・製造ラインの必需品『ガントリーローダ』
CNKマニュファクチュアリング(タイランド)が組立・販売
15/10/2024
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サムライアジア編集部

▲広い工場の入口から奥まで続く、ガントリーローダ

工場の製造ラインで工作物を自動搬送する装置『ガントリーローダ(NCオートローダ)』。
自動車のエンジン部品など重量のあるものを持ち上げ、製造ライン内を高速で移動しながら所定の場所に正確・安全に搬送する。

CNKマニュファクチュアリング(タイランド)(以下、CNKMT)は、タイでガントリーローダの製造・販売を開始した。

タイで販売するガントリーローダの主要部品は本社(株式会社CNK・愛知県刈谷市)から調達し、タイ国内で製造できる部品は協力会社に製造依頼している。

最終的にタイで組み立て完成させる。


今回は、組立を担う外注先のアジアメンテナンス:ASIA MAINTENANCE CO., LTD.(以下、AMA)工場を訪問し、CNKのガントリーローダについて取材を行なった。


▲暑いタイ工場内だが、日・タイスタッフの力を合わせてやり遂げた

AMAの工場では、自動車部品メーカーに納入するガントリーローダ『LNV-30H』の組立が行なわれていた。

作業には、支援のためにタイに出張しているCNK本社の日本人2名が参加し、タイ人スタッフと一緒になって『LNV-30H』の組立を行なった。


▲マスクをつけると蒸し暑く「日本の冬が恋しい」と語りながらも、タイ現調の完成目指してラストスパート!


▲付帯設備『品質確認ステーション』はタイで制作


▲品質管理のためのコントローラを整備中

ガントリーローダ『LNV-30H』の特長



搬送対象物:自動車エンジン部品・クランクシャフト、カムシャフトなどの軸物
◾️搬送重量:30kg
◾️1アーム2ハンド旋回方式を採用
◾️高速・高精度で工作物の着脱を実施
◾️水平旋回軸の搭載で姿勢変換装置が不要


「今後は日本から調達している主要部品をタイで現地調達を進め、また日本からの支援者なしで完成できるように事業をレベルアップさせていきたい」と語る、浅井 成行(あさい なりゆき)副社長。

2021年度より、ガントリーローダのほか、自社製品の「マグネットセパレータ」をCNKMTのタイスタッフが社内で組立・製造・販売・アフターサービスまでを行なう体制を整えている。

▲マグネットセパレータ
クーラント液内の切粉など、細かい金属を取り除く機械


▲左からCNK三田氏、清水氏、CNKMT浅井副社長


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