焼入れ(浸炭・高周波・調質・焼きなまし)

高温で熱した後に、一定時間保持。そして急激に冷却させて金属の硬度をアップ
金属の硬度は含有する炭素や、合金元素の量で変わります。そのため、含有量が少ない場合は外部から炭素を加えたり、またその金属に適した加工法で硬度を高めることもあります。その反対に、金属を加工しやすくするために、一度硬くした金属を軟らかくする方法もあります。タイで表面改質にお困りの方はご相談ください。

■浸炭焼入れ
低炭素鋼、低炭素合金鋼を浸炭性ガス雰囲気中で加熱し、表面に炭素を侵入させて焼入れする処理。炭素濃度が高まるため、耐摩耗性、耐疲労強さが向上します。

■高周波焼入れ
鋼・鋳物等の表面を高周波電流で誘導加熱し、急冷して焼入れ、焼戻しを行なうことで、表面に硬化層をつくる熱処理方法です。局部的な熱処理ができ、短時間で作業できます。

■調質
焼入れと高温焼き戻しを組み合わせた熱処理。強靭性を高めるほか、均質性を調整するために行ないます。

■焼き鈍(なまし)
切削などの後工程の際に加工しやすくするための熱処理です。一度硬くした鋼をしばらく放置することで、軟らかくします。その処理方法により、異なる効果を発揮します。

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