ソディックの3軸マシニングセンタと
革新的な技術『i Groove』が導入されたワイヤ放電加工機
28/10/2024
森本 健太のアバター画像
森本 健太Manager

※このニュースはサムライアジア マガジン2021年5月号の特集を再編集したものです。

ソディックは、EDM(放電加工機)・EDW(ワイヤカット機)・高速マシニングセンタ(HSM)など、自社開発の革新的な技術を搭載した工作機械を製造・販売しています。

ソディック(タイランド)の森 直樹(もり なおき)副社長に、同社がイチオシする工作機械について伺いました。



コストパフォーマンスを極めた、電極加工向けハイススピード高精度マシニングセンタ『TS50L』


森本:最近の人気機種として、リニアモーター搭載のマシニングセンタ『TS50L』についてご紹介いただけますか。

森:この機械は3軸にリニアモーターを搭載した、非常に高速・高精度の加工を実現できる機械です。 放電加工機の電極加工をマーケットにして、販売展開をしております。

森本:KGKが思う『TS50L』の強みとは。 それは間違いなくコストパフォーマンスと高精度を実現している点にあると思います。


ハイスピード リニア ミーリングセンタ
Linear Milling Centre TS50L


ソディックが開発した世界初の “ワイヤ回転機構” 搭載
ワイヤ放電加工機『AL i Groove Edition』シリーズ


森本:次に、画期的な機能として話題のワイヤーカット搭載ALシリーズ『 i Groove』について教えていただいてもよろしいでしょうか。

森:この機能は、加工中にワイヤーを回転させるという、今までに全くなかった考えに基づいた新発明のものです。特許も取得しました。

いくつかポイントがありますが、ひとつは、加工中にワイヤーを回転させることによって、常に加工面に新しいワイヤー線が対応します。

従来の加工機は、ワイヤーを上から下までそのまま通り過ぎていく。
その過程でワイヤー線が消耗していきますが、『 i Groove』は最大30%程度は低減できるデータが出ています。

もうひとつは、加工面が上面下面とも均一で、良質な面を得られるという点が挙げられます。

森本:さすが放電加工機において世界のトップを走るソディックさんと言ったところでしょうか。

タイでは2021年の5月から納入されるそうなので、その1号機をKGKが売れるように頑張ります!


ワイヤ放電加工機
AL i Groove Edition ALN600G



▲ソディック(タイランド)森副社長(左)とKGKエンジニアリング(タイ)森本(右)

Sodick (Thailand) Co., Ltd.
ソディック(タイランド)
森 直樹 NAOKI MORI
Vice President of sales

◆プロフィール
日本国内にて中日本支店長を経て2010年よりタイ赴任
タイ国内の日系、ローカル顧客へのソディック製品の営業、サービス活動の対応責任者として勤務

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