KGK エンジニアリング(タイ)(以下、KGK-ET)は、2023年より中国の工作機械メーカー「DEFORMAT」 のマシニングセンタの取り扱いをはじめています。同機械は、METALEX 2023にてタイで初めて機械を展示し、来場したお客様に実機に触れていただける貴重な機会となりました。
本稿では、マシニングセンタ『DFM-750-3IV』の特長をご紹介していきます。
ベアリング・高速スピンドル製造で培われた
DEFORMATの独自技術
DEFORMAT社とは、KGK中国支社を介して取引がはじまりました。他社製とは異なる特長を有するコストパフォーマンスの高いマシニングセンタとして、タイのお客様に提案できる選択肢を広げるべく、KGK-ETでも取り扱いラインナップに加えております。
DEFORMAT社は、1988年にWuxi Second Bearing Co. Ltd.の名前で中国に設立されました。元々は、CNC向けベアリング製造や高速スピンドルの製造を主な事業としていましたが、2013年に社名を「DEFORMAT」改称し、マシニングセンタの開発と製造を専門に手掛けるようになりました。
▲ 中国のDEFORMAT本社オフィス・工場
同社の強みは、CNC向けベアリング・高速スピンドル製造事業で培われてきた独自技術と専門性です。また、開発の経験が豊富なR&D課を自社で保有しているため、高品質で機能性の高い機械の開発と供給を実現しています。
複数ヘッドを備えたマシニングセンタ
鉄・アルミ・ガラス面などの多様なワーク材に対応
▲ マシニングセンタ『DFM-750-3IV』
マシニングセンタ『DFM-750-3IV』の特長は、複数ヘッドを持ち、穴あけ・成形・タップ加工などの多様な用途に対応できる点です。精度の高い作業を効率的に行えるため、工場全体の生産能力の向上に寄与します。また、本体のサイズもそれほど大きくなく、工場の省スペース化も図れます。
鉄・アルミ・ステンレス・複合材・ガラス等、多様な材料の加工に対応するため、あらゆる産業での使用に適しています。
▲ 複数ヘッドを持つマシニングセンタ
マシニングセンタ『DFM-750-3IV』 主な特長
・スピンドルは3軸・4軸と複数のヘッドの選択可。ISO25テーパースピンテーブル及び独立したツールマガジンを搭載。
・コンパクトサイズCNCコントローラ搭載。
・冷却システム付きサーボモーター式スピンドルで24,000〜30,000 rpmの回転数を実現。
・大理石製の本体により、剛性が高く本体の熱を低減する構造。
・主軸速度30m / minのリニアスライドレール搭載。
・1m × 400mm標準サイズの作業台搭載。
▲ 大理石製のため、本体の熱を低減する構造になっている
KGK-ETは、タイ国内で唯一のDEFORMAT製品の販売代理店です。 弊社オフィスにて在庫機も保有していますので、ご興味をお持ちの方は実機の見学もご案内しております。