Kyowa NT Co., Ltd.(協和NTタイランド)は、2018年10月に第2工場が完成し、総従業員数約200名体制で生産能力をさらに強化。
受注数が年々増加している現在でも、2013年のタイでの創業以来の企業ビジョンである「高精度」「短納期」を貫き、品質に妥協しないモノづくりを続ける。
精密加工のエキスパートとして、お客様から絶大なる信頼を受けている理由は一体何なのか?
それは主に3つの理由による。
日本の高品質のものづくりを50年以上も支えてきた自動車・電気機器の部品メーカーである協和工業と、自社製作の特殊工具を使った精密部品加工に定評のあるナショナルツール。この両社の技術を結集した合弁会社として設立されたのがKyowa NTである。
ナショナルツールは、軽量化が進む現在の自動車に欠かせない素材でありながら、その加工のしづらさから、他社ではあまり請け負っていなかったアルミニウム加工に早くから着目。優れた加工技術と最新の生産ラインを早々に構築した、難削素材加工のパイオニアである。この技術と協和工業が得意とする高度な部品加工技術の融合により、Kyowa NTは、タイに進出以来、多くのお客様から信頼される確かな製品を生み出し続けている。
タイでも有数の設備機器保有台数を誇るKyowa NT。
例えば、複雑な形状であっても精度の高い加工ができるCNC自動旋盤やNC旋盤、金属加工には欠かせないマシニングセンタ、そして部品サイズを正確に仕上げるための各種研磨機など、これだけでも100台以上もある。
他にも加工作業に必要な機械が約10台あり、いずれも作業効率化による納期厳守と生産コスト削減に貢献している。
また出来上がった製品を検査・評価するための11台の測定器には、3次元座標測定機、画像寸法測定器、表面粗さ・形状測定器、真円度測定器などが含まれ、いかなる形状の加工品であっても精度の高い測定が可能だ。
もちろん数の多さだけではない。これら先進設備の数々は訓練を受けた技術スタッフの技能があってこそ、その性能を十二分に発揮する。大量ロットの生産であっても、完成した製品1つ1つの品質が保たれているのは、測定器とスタッフの高い技術によるものなのだ。
製品の完成度を左右するのは、親会社から受け継いだ技術レベルの維持と、各設備の正確な取り扱いにあると考えている。
そのためKyowa NTでは、技術スタッフに対する徹底的な内部・外部トレーニングを怠らない。
そのひとつが、日本での研修制度だ。3ヵ月ごとに7名の技術社員を日本に派遣。日本水準の製品づくりに対する基本的な考え方、各設備の扱い方、日本の熟練工員の技術などを学ぶ。
タイに帰国後は、彼らが習得した内容を他の技術社員たちに伝承・指導することで、研修に参加しなかった者も日本水準の技術を得ることができ、優秀なスタッフを数多く育て上げることができる。
トレーニングや研修以外にも、従業員の満足度を定期的に調査することで働きやすい環境づくりにも力を注いでいる。満足度のアップはすなわち従業員の定着率を高め、その結果、安定した技術力へと繋がる。これにより、長年にわたり変わらぬ品質の製品を提供することができるようになる。
ハード面とソフト面の両方に力を入れたことで、お客様に信頼していただける製品を世に送り出すことに成功したKyowa NT。
現在は自動車部品加工がメインだが、今後はエアコン、プリンタ、釣り具などの細かい製品にも着手していきたいと言う。
納期や生産ロットなどにも柔軟に対応可能だ。製品加工に関するご相談はKyowa NTへ。
Kyowa NTの精密加工に関する詳細は、下部のお問い合わせフォーム、または連絡先からご連絡ください。
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