高度な精密加工と仕上げを得意とする協和NTタイランド(以下、協和NT)。
同社が製造する自動車、エアコン、家電製品、プリンタなどに使用される精密加工部品は、ASEANでトップレベルの品質だ。
協和NTの、両角 政秋(もろずみ まさあき)社長と金子 英美子コーディネートマネージャーに、同社の強みと今後の展開について話を伺った。
自動車・電気機器の老舗部品メーカー協和工業と、自社製作の特殊工具を使った精密部品加工に定評のあるナショナルツール。
タイにおいて、2つの会社の人材と技術を結集した合弁会社として設立されたのが協和NTだ。
▶︎日本で50年以上にわたる、豊富な切削業(=協和工業)の経験と技術の蓄積
▶︎オリジナル ツーリングの設計・製作を自社で行なえる
▶︎日本での研修により、日本の技術を習得しているタイ人スタッフ
▶︎CNC自動旋盤、NC旋盤、マシニングセンタなど、日本製の工作機械を導入
「タイの主力製品である自動車の精密加工部品だけでなく、他社では加工できない難削材や複雑な形状の精密加工もお引き受けします。
当社は、どんな分野の精密加工品でも作ることができる設備と技術を持っています。
また、高い強度と正確なサイズを厳守する必要がある金属部品の研磨加工にも自信があります」と両角社長。
COVID-19による景気の落ち込みはタイの自動車業界にも波及し、自動車部品を製造する協和NTも多大な影響を受けたという。
しかし、2020年4月から6月にかけて急激にと落ち込んだ業績も、2020年11月現在では100%回復し、工場はフル稼働している。
両角社長のコメント
「時代の変化にあわせて、色々な分野に挑戦していきたいと思います。
医療・航空宇宙関係などは、5年後10年後を見据えた事業として取り組んで行きたいです」
金子マネージャーのコメント
「経験豊富な日本人技術者、タイ人スタッフがたくさん働いています。タイ人スタッフは日本へ研修に行き、日本の現場のやり方や高度な技術を学んできます。自動車業界以外にも、あらゆる精密部品の製作を承ります」
協和NTは、インドの会社から金属部品の大口受注があるなど、タイの自動車業界だけに留まらないボーダレスな展開が拡大している。
「ASEAN諸国などに製造拠点を持ち、精密加工品でお困りの企業は当社にご相談ください。(両角社長)」
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後藤 Goto
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