コロナ禍の不況を脱し2020年から精密部品加工工場フル稼働。協和 NT(タイランド)両角社長に聞く
28/10/2024
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サムライアジア編集部

METALEX 2020 の会場で両角 政秋(もろずみ まさあき)社長に話を伺った際に話されていたのは「2020年4月から6月にかけて急激にと落ち込んだ業績も、2020年11月現在では100%回復し、工場はフル稼働している」ということでした。

2022年3月、1年ぶりに開催された METALEX March 2022 では、長野県パビリオンにて出展された 協和NT(タイランド)。同社は、協和工業株式会社(本社:静岡県沼津市)と株式会社ナショナルツール(本社:長野県茅野市)の合弁会社として、2013年3月にタイにて設立され、ちょうど丸9年の月日が経っています。


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▲ タイ・アユタヤにある協和NT(タイランド)の工場

— タイに進出されたから現在まで、協和NT(タイランド)で変化したことはありますか?

両角社長:タイでの業績が好調につき、2018年10月に第2工場を新設した後、2018年の米中貿易摩擦問題、2020年にはコロナ禍のはじまりといった、製造業にとってもネガティブな出来事が続きましたましたが、現在工場は100%稼働中で、従業員は180名から250名に増えました。

私は日本とタイの現場を両方みているのですが、コロナ禍で日本とタイとの往来が難しくなった時に、WEB会議のツールなどを活用しました。WEB会議システムの急激な進化には驚いています。


— 協和NT(タイランド)では、主に自動車部品の精密加工をされていますが、2022年以降の展望はいかがでしょう?

両角社長:当社では、現在の自動車関連の仕事と並行して、新しい分野にも取り組んでいきたいと思います。プリンターなど弱電系の新規のお客様を開拓しなければいけません。自動車もこれからますますEVにシフトしていきますので、生産能力を強化していきます。

協和NTは自動車業界でのノウハウがありますので、ミクロン台の高い精度を出せる管理能力を活かした精密部品の切削加工技術が求められる、お客様が求める様々な分野の精密加工部品をご提供できます。


— 企業として環境問題への取り組みが必要とされる昨今ですが、協和NT(タイランド)ではどうされていますか?

両角社長:取引先の企業がSDGs対策に取り組んでいますので、当社も対応しています。

CO2の削減、省エネ化をどう進めていくか。

工場で使用される電気・エネルギー、物流で消費されるガソリンなどをいかに抑えて仕事を回していくかを考え、常に取り組んでいます。身近なところでは、エアコンの温度管理をしっかりと行なっています。

コロナの感染対策としては、換気や従業員が密集するのを回避しているせいか、工場内の空気の質が良くなってきました。


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— タイの労働人口の減少などで労働者が確保しづらいとお聞きしますが、どうでしょうか?

両角社長:当社は人手不足ではないのですが、タイを見ると、技能・技術者が少なくなってきたと感じます。新しい分野の加工技術者を雇用して、育てていきたいと思います。


— 最後に締めのお言葉をいただけますか。

両角社長:協和NT(タイランド)は難削材の加工が得意です。
NC旋盤とマシニングセンターを使った複合・複雑な加工も可能です。

他社では出来ない精密加工も当社にご相談ください。
経験豊富なスタッフにより、柔軟な対応をいたします。


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両角 政秋/Masaaki Morozumi
President

タイで自動車用部品の精密加工、弱電系製品の精密加工など、様々な分野の精密部品加工に対応可能な企業をお探しの方は、下記フォームよりお問い合わせください。

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