美味しさと品質にこだわる牛カツ京都勝牛が選んだ調理機器
▲牛カツ京都勝牛サイアムセンター店の厨房で使われているご飯盛り付けロボット
マルカマシナリー(タイランド)(以下、マルカタイ)では、工作機械や産業機器に加えて食品加工向け専用機械の販売も手掛けている。 今回は、日本(マルカグループ)での販売実績も多い、鈴茂器工(SUZUMO)のご飯盛り付けロボットのタイでの導入事例を紹介する。
本店の美味しさをタイでも提供するために
牛カツ京都勝牛は、日本国内に55店舗、海外では5ヵ国16店舗に展開している京都発祥の牛カツ専門店だ。タイではサイアムセンターとアイコンサイアムに店舗があり、人気を博している。看板メニューである牛カツをはじめ、焼肉や寿司、ステーキといった多様な料理を提供しており、日本とタイの両国で注目を浴びている飲食チェーンである。
同店では、日本の店舗と同品質の料理を提供するため、食材や調理機器に強いこだわりがある。鈴茂器工のご飯盛り付けロボットは、そんなこだわりの機器の1つだという。
衛生的でご飯の美味しさと品質を維持するご飯盛り付け機
▲ 鈴茂器工のご飯盛り付けロボット「Fuwarika GST-FBB」
鈴茂器工のご飯盛り付けロボットは、内蔵計量器・ヒーター・ご飯が固まりになるのを防ぐなどの機能が搭載されていることで、常時ふんわりとした温かいご飯を盛付けることができる。LCDコントロール画面で全ての設定ができ、中国語・英語・フランス語・ドイツ語・日本語・韓国語・スペイン語の7ヵ国語に対応している。
<鈴茂器工のご飯盛り付けロボットの特長>
■ 内蔵計量器付き
ご飯を正確に計量し、均一な盛り付けを実現。軽量は50〜500グラムの7段階に調整可能。盛付けスタイルは、弁当・丼ぶり・カレーライスなどの計7種ある。連続盛付けモードでブッフェやホテルのレストラン、飲食店など幅広いシチュエーションでの盛り付けに対応できる。
■ 内蔵ヒーター搭載
4〜5時間毎に約70℃にご飯を保温し、いつでも温かいご飯が提供できる。LCD画面で温度の調整も可能。
■ 使いやすく、保守管理も簡単
部品数が少ないため、保守管理や清掃が簡単。使用時は、ボタンを押すだけで自動的にご飯の盛付けができる。自動盛付けの設定も可能。
■ 衛生的
正確な量のご飯の盛付けができるだけでなく、人がご飯に直接触れずに盛付けするため、衛生的で品質も維持できる。
自動運転で人件費の節約に!フードロス削減にも貢献
導入のきっかけは、日本の店舗での実機使用体験だったと話すニパット氏。機能や使いやすさ、盛り付けの正確さに感銘を受けたという。同店にとって、牛カツの美味しさを引き立てるご飯は重要な存在だ。本店と同じ美味しさをタイでも同品質で提供するために、ご飯の質はキーポイントなのである。
▲ サイアムセンター店で使用されているご飯盛り付けロボット
【取材協力】
Noble Restaurant Co., Ltd・Shinjuku Café
日本の人気飲食チェーン「Mo-Mo-Paradise」や「鍋ぞう PREMIUM」などのタイでのフランチャイズを手掛ける。「牛カツ京都勝牛」は、ノーブルレストランのグループ会社である、Shinjuku Caféが運営を行っている。