タイの新たな産業として、EV(電気自動車)に注目が集まっています。タイの計画では、2036年までに120万台のEVを普及させ、タイを電気自動車とバッテリー製造のハブとすることを目標としています。
当社、三菱商事テクノス(タイランド)は、機械・装置の専門商社としてタイのEV製造に貢献するソリューションを提供しています。
今回は、EV検査装置の設計製作を得意とする、エンジニアリングメーカー株式会社エヌエスティー(以下、NST)の鈴木氏と共に、同社との連携について、その強みを含めてご紹介します。
当社のEV関連の専用装置開発におけるきめ細かなサービスは、検査・計測・機械制御の領域に高い技術力を誇るNSTと連携することで可能になりました。
EV検査の中でも特にモータ関連のご相談が多く、生産ライン向けと研究開発向けで以下のように用途が細分化できます。
■EVモータ向け検査項目
モータ検査装置(インライン) | レゾルバ位相計測 |
レゾルバ計測・調整 | トルク特性評価ベンチ |
静特性検査ユニット | コギングトルク・リップル測定 |
特性検査 | レゾルバ特性評価装置 |
モータ異音・振動検出ユニット | 中性点BOX |
EV関連システムの中でも、用途にあわせて検査を細分化し、それらを開発から製作まで社内ワンストップで対応できるメーカーは、日本でも有数です。
なかでも画期的な製品が、レゾルバ位相計測器『Reso-Meter®(レゾメータ)』です。今までにない調整方法でレゾルバの現在角度・モータとレゾルバの角度ズレを、簡単かつ正確に計測できるユニットです。
従来の調整方法では…
計測|外部駆動装置が必要
精度|オシロスコープ波形を見て目分量で調整
スペース|装置化されている、持ち出し困難
Reso-Meter® を使えば…
レゾルバの知識がなくても、モータを手回しして数値を合わせるだけで簡単に正確な角度調整が可能。
EV製造は、自動車メーカーにとっても未知なる部分が多い領域。それに特化した専用機となると、仕様書を作成する段階で足踏みしてしまう製造企業が多いのが現状です。
タイにおいては、MCテクノスが窓口としてお客様を全面的にサポートいたします。レゾメータをはじめとする標準品だけでなく、要求仕様書作りから始まるゼロベースの開発をサポートし、製品化を実現できることが強みです。
「当社は、海外に拠点を持たない日本のメーカーです。EV領域におけるタイ向けの製品・サービス提供は、現地サポートに強みをもつMCテクノスを窓口として連携したいと考えています。研究開発用の設備も当社の得意領域ですが、タイでは、現地メーカーとコラボして作る“品質とコスト低減を両立する生産ライン”など、積極的に量産の領域へ貢献したいと考えています」
(NST 鈴木氏)
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