METALEX2019は、製造業における最新ニーズと5年先のタイの産業界の発展を見据えた製品とソリューションが多数展示される。
このインタビューでは、Reed Tradexのプロジェクト統括責任者であるシリラット・サンウィチャイ氏にイベントの見所と今後の製造業の動向について聞いた。

Project Director
Sirirat Sungvichai

まず展示会全体については「今年はNew Smart Technologiesをテーマに内容を構想した。そして、製造業の様々な工程に携わるASEAM地域の産業人が会場に集まり、それぞれにとって最適な製品、ソリューション、技術を見つけることができるだろう」と展示内容が市場のニーズにしっかりと対応していることを強調した。また、「メーカーにとっては新規のサプライヤーを見つける機会にもなるだろう」と述べた。

今年の大きな見所のひとつは、50を超えるドイツブランドが展示されるドイツパビリオン（The German High Tech in Metal Working Pavilion）だ。この規模でドイツブランドが一堂に集結するのはアセアンでは初めてのことで、ドイツの最新の金属加工技術が紹介される。

そして、ASEAN最大のロボット展示会ROBOT Xが以下の３つのテーマで併催される。

・新たなスマートセンサー技術
・ワイヤー、ケーブル、チューブ加工の最新技術（展示エリア拡大）
・スマートマテリアル（アルミニウムやタイランド4.0の重点産業、大規模開発プロジェクトに重要な役割を果たす代替資材）

最後に、今後のタイの製造業の動向に関してシリラット氏は「タイの製造業、特に金属関連の分野は、技術力と整備されたインフラという面で優位性があり、それが高い製造能力にもつながっている。そして、この優位性の流れに乗ってさらに水準を上げ、付加価値の高い新しい産業の製造ニーズも対応していくと考えている」と語った。

※11月20日に予定されていた シリントーン王女の会場訪問は諸事情によりキャンセルとなりました。
（11月19日9時現在の情報）