2020年、三井研削砥石(タイランド)は法人設立25周年を迎えた。
タイ国内はもちろんのこと、ASEAN各国や日本にも研削砥石を供給している。お客様の要望に合わせて研削砥石をカスタマイズし、技術的なフォローも行なう。
同社のブラジュアップMDと、タイにおける販売総代理店である「ミツヤ(MITSUYA LIMITED)」のマナット営業マネージャーに新型コロナ禍における対応について話を伺った。
両社にとっても新型コロナがもたらした影響は大きく、砥石製品の注文数は30%以上減少したという。
しかし、既存顧客に対する製品供給や緊急対応に関しては、材料・部品の十分な在庫があり通常通りのアフターサービスを提供している。
製品の配送に関しても、三井研削砥石とミツヤが連携し通常通りに行なっている。
また、上記の対応を各顧客に公式レターとして通知するなど顧客の不安を払拭する対応をとった。
ソーシャルディスタンシングにより顧客を訪問することが難しい時期もあったが、LINEやZOOMといった通信アプリを積極的に導入し、アフターサービスやフォローアップの質を保っている。
三井研削砥石はコロナ禍を技術開発のチャンスと捉え、余剰時間で既存製品の改良や新製品の開発を行なっている。競合製品との品質差を圧倒的に広げるべく技術革新に励んでいる。
また、今後も不透明な状況が続くなかで変化に対応するべく、材料と製品の在庫量を増加し、不測の事態への準備にも抜かりはない。
新型コロナにより多くの生産現場は減産に追い込まれている。一方で、この機に生産に関わる様々な改善に取り組んでいる現場も多い。
「研削」も製品の品質に大きな影響を与える工程のひとつだ。これを機会に現在使用している砥石の見直しを図ってみてはいかがだろうか。
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