研削砥石の評価試験・研究開発機能をタイで保有!
3Dマイクロスコープなど最新設備揃う
14/10/2024
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MITSUI GRINDING TECHNOLOGY (THAILAND) CO.,LTD.

三井研削砥石(タイランド)は、20年以上に渡りタイで研削砥石を製造・販売し、技術サポートも行っており、その中でもR&Dセンター(研究開発)が重要な役割を担っております。
当社R&Dセンターでは、3Dマイクロスコープや研削盤を揃え、様々な目的をもって日々、自社砥石の研削試験や分析活動等を行っています。
今回は、当社のR&Dセクションの役割や設備を詳しくご紹介します。



より安心して選んでいただくために
最新設備で砥石の性能を評価

保有する様々な設備で試験を行って砥石の性能を評価し、研削データの収集を行っております。また、お客様から性能の比較データ等をリクエスト頂くこともあり、その際のデータ取りまとめも、同セクションで行います。
様々なメーカーの砥石がある中、性能比較データ等を用いてお客様に、より安心して当社製品をお選び頂けるよう努めております。

【R&Dセクションの主な役割】
 ✓ 砥石性能の裏付けとなる評価試験実施
 ✓ 砥石状態の観察・分析
 ✓ これまでに蓄積したデータに基づく分析・提案
 ✓ 新製品の開発


三井研削砥石(タイランド)R&Dセクション 
保有設備&作業紹介

砥石の種類や、評価目的により、評価試験の項目が異なります。
そのため、R&Dセクションでは様々な設備を揃えています。

■マシニングセンタ(Komatsu NTC ZV4) 研削砥石 タイ MGT

■研削盤(Okamoto GRIND-X) 研削砥石 タイ MGT

▲研削盤で研磨後、表面粗さ測定機にて加工物の面粗さを確認

マシニングセンタと研削盤で、実際に加工物を削り、砥石性能を評価します。
例えば、過去の砥石に比べてどれほど性能が向上したかなどを確認します。
具体的には、加工中の研削負荷状態や、加工による砥石の摩耗量を確認、加工後の加工物表面粗さ測定などを行い、比較検証します。
また、砥石の性能に直結する砥粒や、結合剤の新規開発の際もこれらの設備を使って性能評価します。

■3Dマイクロスコープ(KEYENCEデジタルマイクロスコープ) 研削砥石 タイ MGT
昨年2021年に新たに導入した3Dマイクロスコープです。砥石や加工物の表面状態を精密に確認できます。従来は平面(2D)のみでの確認でしたが、この3Dマイクロスコープの導入により、砥石表面の凹凸状態等を、より正確に観察できるようになりました。またそのデータは自社内利用のみではなくお客様への提案の際等にも活用しております。

■乾燥炉 研削砥石 タイ MGT 砥石の成分分析のために使用します。
中にあるバーナーで水分を飛ばし、砥石を溶かしてその成分を分析します。

■油圧サーボ疲労試験機 研削砥石 タイ MGT 疲労試験機では、砥石に圧力をかけて、曲げ強度・折れ強度を評価します。


R&D(研究開発)機能を強化し、
タイでの新製品開発にも注力

当社R&Dセクションには、日本で研修を受けた知識経験が豊富なスタッフが在籍しています。
研究開発機能をタイに持つことで、今後もスタッフや会社全体としても継続的にレベルアップしていきたいと考えています。また、より確度の高い試験を行うため、そしてタイ国内外のニーズにお応えするため、長期的に設備を充実させていきたいとも考えています。


▲三井研削(タイランド)スタッフ一同


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