2030年までに二酸化炭素排出量38%削減!
三井研削砥石タイランド(以下、MGT)は、二酸化炭素削減のためのカーボンニュートラル活動に積極的に取り組んでいます。弊社の所属する三井金属グループの親会社である三井金属鉱業は、2030年までにグループ全体の二酸化炭素排出量を38%削減する目標を掲げています。
我々MGTについても、それら目標達成に向けて2022年に「カーボンニュートラルロードマップ」を作成し、温室効果ガス排出量削減計画を推し進めております。
環境に優しい研削砥石の製造を目的とした
ライフサイクルアセスメント(LCA)
温室効果ガス(GHG)の削減活動に伴い、弊社の製品が環境にどれだけの影響を与えているかを確認するための「ライフサイクル評価(LCA)」を行っています。
原材料産地・生産工程・流通・発送工程・製品使用・使用後の廃棄など、各工程でどのように処理、リサイクルするべきかを評価しています。これにより、二酸化炭素排出量が最も少なく、環境に優しい製品の生産方式を分析することができるのです。
<LCA評価における根拠>
環境影響評価において全工程(原材料・生産・使用・廃棄)とMiLCAプログラムに記録されるデータ
インプットデータ(原材料・エネルギー・輸送・顧客使用状況データ)
アウトプットデータ(故障品・修理方法)
▲ 製品ライフサイクル評価(ライフサイクルアセスメント:LCA)
2022 年に、MGTはすでに以下のプロジェクトを実施しています。
・エアコンをインベーター式に変更し、エネルギー使用量を20%まで削減
・1,200の蛍光灯をLED交換し、消費電力を70%まで削減
・工場内のコンプレッサーをインベーターに切り替え、エネルギー消費を30%まで削減
・工場屋根に太陽光発電システム「ソーラールーフ」を設置することを計画中。これにより、電力使用量を年間約 1,000,000kW削減し、年間最大 689TCO2 もの削減が見込まれる
環境に優しい研削砥石の開発に尽力!グループ社員一丸となってカーボンニュートラルに取り組む
上記プロジェクトに加えて、全社員に対して日頃からの資源節約、エネルギーの効率的利用やゴミの回収などを奨励しています。グループ一丸となって目標達成を目指すべく、プロジェクトの方針策定サポートなどを行っています。
▲ 社内には分別用のゴミ箱を設置。牛乳パックのゴミは点字作成のために寄付され、その他のゴミは、リサイクルまたは適切に処分される。
MGT製品が環境に優しいグリーンプロダクト、カーボンフットプリント製品であるということを認知していただけるよう、今後も活動を続けていきます。
弊社のカーボンニュートラルプロジェクトについての紹介や、温室効果ガス削減に役立つ資料の共有などもご希望にあわせて随時対応しております。
地球温暖化の改善、地球環境をバランスの取れた状態に保つためには、全ての人・企業がその重要性を認識し、主体的に問題解決に取り組むことが必要です。
タイでも将来的には省エネ事業がさらに発展し、日常的な存在になっていくと感じています。