三井研削砥石(タイランド)は、2023年9月にインドネシア駐在事務所を開設致しました。
インドネシアのお客様に対してこれまで出張ベースでご提案や技術サポートを行って参りました。この度の新拠点開設により、よりインドネシアのお客様に身近な場所からサポートできることで、些細なことでもご相談いただきやすい環境となりました。
■ Mitsui Grinding Technology(Thailand)Co.,Ltd. Representative office Indonesia
Room No.9 BeFa Square,2nd floor Jl.Kalimantan,Kawasan Industri MM2100 Gandasari,Cikarang Barat,Bekasi Jawa Barat,Indonesia 17520
駐在員事務所設立には大きく2つの目的があります。
1.既存顧客へのサービス支援の拡充
お客様からのご要望やご相談により迅速に対応できる体制を整えました。万が一の品質トラブルの際にも、メーカーが直接対応できることで早期解決につながり、お客様との信頼関係が構築しやすくなります。
また、対面ですぐにコミュニケーションが取れることは、私たちが日頃から重要視しているお客様への丁寧なヒアリングにおいて、とても重要です。
研削砥石は、「削る素材(材質)」「研削工具(刃物)」「加工条件」などの組み合わせで一品一葉なため、メーカーによって積み重ねてきた経験やノウハウがものを言う製品です。できるだけ短いプロセスでお客様が求める砥石の最適解を提供することが、私たち三井研削の付加価値であり、役割であると考えております。
お客様との密なコミュニケーションは、より良い研削砥石づくりや開発に直結します。そういった意味でも、困り事の大小に関わらずお気軽にご相談いただきたいのです。
2.新規市場および顧客の開拓
昨年、「マニュファクチャリング・インドネシア2023」に商社のブースをお借りする形で出展しました。現地での三井研削ブランドの認知はまだまだ低かった半面、今後開拓できる分野の伸び代の広さを感じる結果となりました。
目下、日系・ローカル問わず幅広い商社へ積極的なPRを進めています。ありがたいことに、弊社製品を前向きに販売、提案していただける商社が増えています。インドネシア市場では、お客様とのコミュニケーションから満足度の高いオーダーメードの砥石をつくれるメーカーがまだまだ少ないことから、弊社の対応力と技術力を評価いただいているのが大きな理由です。
タイを含めて、これまで自動車部品向け砥石の分野で実績を増やして参りました。今後は更なる市場シェア獲得に向け、現地の第一次産業をはじめとする以下のような業種にも積極的に参入していきたいです。
・産業用刃物(木材・タイヤ等)
・ローラー部品(鉄鋼・非鉄・ゴム・紙・樹脂・印刷等ロール)
・食品向け刃物、穀物処理用具(精米・製粉)
・医療機器
・エアロスペース など
製造工場があるタイ拠点と連携し、製販一体型組織の強みを最大限活かして、東南アジア市場における研削砥石の実績拡大と顧客需要に応える製品開発に注力していきます。
現在、営業技術の日本人とインドネシア人の2名体制でサポートを行っています。日本語・インドネシア語でそれぞれ対応可能です。インドネシアにおける研削砥石のトータルソリューションパートナーを目指し、現場第一できめ細やかなサービス提供に努めて参ります。