「NACHI」ブランドの「株式会社不二越」(東京)は切削工具・ベアリング・産業用ロボット等の老舗メーカー。1928年に設立し、100年近い歴史を持つ。
タイには1999年に進出、今年でちょうど20年を迎えました。このうち、タイ事業の中核を成すのがベアリング事業。全売り上げの半分強を占める。2016年からは旋削工程も内製化し、お客様の元へ迅速かつ確実に付加価値の高い製品をお届けしています。
タイのベアリング事業は、自動車メーカーによる二輪車、四輪車の現地生産に合わせてスタートしました。東部ラヨーン県に工場を置き、玉軸受をメインに生産しています。昨今弊社の製品の中でも、ニーズが高まっているのが、高い負荷にも耐えられる玉軸受です。
当社では従来タイプの深溝玉軸受(2点接触)を見直し、高い加工技術を必要とする4点接触軸受を独自に開発。タイ市場にも投入しました。
・深溝玉軸受から4点接触玉軸受と変更することで、同サイズで高荷重に対応できます。
・ころ軸受から4点接触玉軸受と変更することで、回転抵抗を大幅に低減できます。
各種自動車に加えて、農業機械分野などへも需要は広がっています。
ベアリング事業の開始当初はタイ国内市場への供給が中心でしたが、次第に販路が拡大。 今ではインドやインドネシア、ベトナム、欧米など世界各地に向け輸出も行っています。
当社は、産業機械向け製品にも力を入れております。中でも、高荷重がかかるプレス機や石砕機などに使われる自動調心ころ軸受は、当社がいち早く製品化に成功。数々の実績と信頼を積み重ねてきました。2015年に販売を開始したEXQシリーズは、耐軸方向加重を最大で25%アップ、許容回転速度も10%アップさせた優れた製品です。 建設ラッシュの続く東南アジアでは欠かせない存在になっています。
精密な加工精度が求められる工作機械に使われているのが、ボールねじサポート軸受です。
当社では数多くのラインアップを取りそろえ、お客様の多彩なニーズに応えています。
当該製品を使用することにより、工作物の精密な送りが実現。
最近マイナーチェンジを行い、軸受の密封装置の性能をアップし、耐異物混入に対して更なる性能向上が実現しました。
ローカル市場に対しては既存の軸受の代替品としての需要獲得を目指しています。
もう一点、ご紹介しておきたいのが、ラヨーン県にある当社工場についてです。今年で20年目を迎えた同工場では、二輪車と四輪車の軸受を生産販売しておりますが、3年前より旋削工程を兼ね備え、一貫生産を始めています。
軸受メーカーが、旋削工程も含めた一貫生産を行う事例は珍しく、竣工直後から多くの市場関係者の注目を集めました。材料の供給から出荷まで自信を持って取り組むことが可能となり、コストダウンとお客様への生産対応もスピーディーに行うことが可能となりました。
Nachi軸受製品に関するご質問などは、下記のお問い合わせフォーム、または連絡先からご連絡ください。
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ロボット
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軸受・ベアリング
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