高機能小型ロボット制御装置『CFDs』
▲小型ロボット制御装置『CFDs』
ここで言うロボット制御装置とは、不二越の産業用ロボットを操作するためのコントロール ユニットのことで、『CFDs』は当社既存のロボット制御装置『CFD』を改良・小型化(s=small)した新製品になります。
上の図をご覧いただくと一目瞭然ですが、従来品のCFDとCFDsを比較すると、非常にコンパクト化されているのがお分かりいただけるかと思います。
小型ロボット制御装置『CFDs』の特長
①レイアウトの自由度が向上!
CFDsは、当社の小型ロボット用制御装置として世界最小(2021年現在)を誇ります。設置場所を広く取らないため、ロボットを使った工場レイアウトの自由度が上がります。
容積:12.4 L(従来CFD比:62%減)
設置面積:775 cm2(57%減)
重量:8.9 kg(48%減)
ロボットや外部設備等との各種接続箇所を前面に集中させことで、接続ケーブルが煩雑にならず、縦・横置きが楽にできます。
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▲CDFsの縦置き/2段まで積み重ね可(左)と、横置き(右)が可能に
コネクター類が全面に集中しているため、接続も簡単
②インターフェースの使いやすさ向上
ティーチペンダント(TP)の改良により、ロボットの操作環境が向上しました。以下は、主なポイントです。
・5.7インチのフルカラー画面
・タッチパネルの画面精細度の向上により、見やすい画面
・スマホのようなAIになり、直感的な操作が可能
・4コアCPUの採用により、タッチパネルの動作が軽快
・TPの重心の位置を見直+グリップ部の改良で、握りやすさと持ちやすさが
向上
・日/英/中/韓/台/独/仏/伊/西の各言語に対応
・TPケーブルの両端をコネクタ化したため、ケーブルが破損した際の交換が
簡単
・TPフックが破損した時は、TPフックのみ交換が可能 等
▲CDF(左)のフックが破損した場合、交換が難しかったが、CDFsのフック交換は簡単
③高い拡張性
拡張性向上のポイントとして、サーボハンド用の追加1軸と、その他追加1軸、またはオプションで追加2軸の制御が可能に。バスの繋がり先であり、機器を制御する役割を持っているPLC(Programmable Logic Controller)がソフトウェアとして内蔵されているのもポイントです。 また、外部接続用のCC-Link・Ethernet/IP等、各種フィールドバスに対応。ハードI/Oは16点(内蔵16点)から最大32点(オプション)まで対応可能といった、高い拡張性を持っています。
④各種安全規格に標準対応
CE(欧州)/UL(欧州)/CSA(カナダ)/KCs(韓国)等、各国の安全基準規格に適応しています。タイでも、安心してお使いいただけます。
CFDs対応ロボット
MZ04シリーズ/MZ07シリーズ/MZ10シリーズ
小型ロボット制御装置『CFDs』が対応しているのはMZシリーズの3タイプですが、2021年以降、対応機種を追加していく予定です。詳細は、当社までお問い合わせください。
▲CFDs対応ロボット(2021年中)MZ01シリーズ/EZ03シリーズ/EC06シリーズ
当社は、今後も主力のMZシリーズの改良・ラインナップ拡充を推進し、皆さまの自動化のお手伝いをさせていただくべく、精一杯取り組んでまいります。ロボットに関するお問い合わせがございましたら、どんな些細なことでも結構ですので、お気軽にお声掛けください!