NACHI・不二越は、2022年11月16日〜19日に行われたタイ最大の機械展示会『METALEX2022』に出展し、新製品ロボットを含めたソリューションをご紹介しました。
2019年以来3年ぶりの出展でしたが、コロナ前と比べるとタイ国内のお客様が多いものの、全体としてはかなり賑わった4日間となりました。
製造業の皆様に、ロボットを実際に使用するイメージを持っていただけるように、4つのロボットを使うシチュエーションを仮定したソリューションという形で展示しました。
垂直多関節産業用ロボット
『MZ07』と『MZ07F』の速度比較
▲左:MZ07 右:MZ07 F
このコーナーでは、従来製品である『MZ07』と新製品『MZ07F』の速度比較をし、違いが一目でわかるようにしました。従来機も高速の動きが強みですが、重いワークになると多少スピードが落ちていました。
一方、今回タイで初披露となった新製品 『MZ07F』/は、7㎏までフルスペックで使っても動きが高速をキープ。より高効率になりました。
MZシリーズの新製品『MZ10LF』を使った
基板製造ラインの搬送
▲産業用ロボットの新製品『MZ10LF』
『MZ10LF』ほどスリムなアームで10㎏の高可搬なロボットは、他ではあまりありません。
基板の搬送はもちろん、ラックや治具の搬送や段取り替えができるため、現場でロボットのできることの範囲が大きく広がります。タイでは車体基板やEV向けの大きめの基板づくりの現場も多く、今後より活用いただけるシーンが増えると考えています。
✔ スリム躯体
✔ 高可搬
✔ 高速
既にMZシリーズのロボットを使用いただているお客様にも、ライン拡大・ライン改善をお考えの際にはおすすめしています。
協働ロボットCMZ05×ラトビライ製AMR
▲協働ロボット『CMZ05』手首先端部分が中空のため配線がしやすい
NACHIでは、産業用ロボットの特長を踏襲した10㎏の可搬の協働ロボット『CMZ05』の発売を来年前半に予定しています。会場では、自動台車AMRとのコラボレーション例として展示しました。
協働ロボット『CZ10』に比べて、新製品『CMZ05』は小型化し、さらに好評いただいている産業用ロボットMZシリーズと似た形状をしています。
そのため、すでにMZシリーズを使用中のお客様にとっては、難しいイメージのある協働ロボットの導入ハードルが下がります。
✔小型協働ロボット
✔ 導入実績の多いMZシリーズと似た形状
✔ 非協働モードの時はMZシリーズ同様に高速で動き
✔ 協働モードの時は安全を考慮しスローダウン
電気・電子、自動車部品加工、機械加工などに加え、病院や物流倉庫などでもご活用いただけます
不二越ロボット対応の
遠隔操作ティーチングキット(ミミック)
来場者の皆様に実際に体験していただけるものとして、6軸のセンサーにより人間の動きをリアルタイムでロボットに伝えることができる遠隔操作ティーチングも展示しました。
ジョブスティックで簡単に動きを覚えさせることができる、画期的なキットです。
『ロボットを核に、世界最高水準の技術でモノづくりの革新をリードする』 そんなテーマを持つNACHIの強みは、産業ロボットと協働ロボットを両方開発し、互いに強みを活かすことができることです。