切削工具や産業用ロボットなどでお馴染みの株式会社不二越(東京)から、新たに重量1kg・可搬の世界最小6軸設計のミニロボット「MZ01」が世界同時発売されました。MZシリーズの中では最もコンパクトなタイプで、動作半径も小さく作業者一人分のスペースに2台設置が可能と、嬉しい省スペース化を実現。小型通信機器など電機電子製品の組み立てにぴったりです。既にタイ法人のNACHI TECHNOLOGY (THAILAND) CO., LTD.でも受注を開始しております。この機会に、NACHI-不二越がお届けする先端テクノロジーの魅力をご堪能ください。
世界最小6軸設計のミニロボット「MZ01」
タイにおけるロボットの小型化と自動化課題を同時に解決
産業用ロボットMZシリーズは、これまで4kg可搬タイプのMZ04、同7kgのMZ07/MZ07L、同12kgのMZ12の3機種がラインナップされてきました。それぞれの用途と目的に合わせて、日本やタイ、そして世界のモノづくりに貢献してまいりました。
そして今回、更なる小型化のニーズの高まりに合わせて、MZ04ではカバーしきれない1kg以下の分野を担う新型機を開発、発売することとなりました。
使用用途として想定するのは、世界中で需要が拡大するPC、タブレット、スマートフォンなど小型通信機器全般の組み立て作業です。従来機器でも一部で対応は可能なのですが、更なるコストダウンが求められる製造業界にあって、自動化・省スペース化も同時に進めなければならない喫緊の重要課題であり、これらを同時に解決するために誕生したのがMZ01です。
工具類の装着も自由自在
これだけの小型ロボットとなりますと、塵や埃を嫌う精密機器業界では必須となるクリーンルーム内での設置・稼動も容易に視野に入ってきます。限られたスペースでも小回りが利き、当社の他機種と比較しても同様の動作性能を有しているため、超精密・ハイテクノロジーの分野での活躍が期待されています。
小型でも、グリッパーにはさまざまな工具類の装着が可能な点も大きな特徴の一つです。挟む、持ち上げる、切る、穴を開けるといった一つ一つの動作に無駄がなく、効率的に生産性を高めていきます。私どもが提案する、今年イチ押しのロボットです。
タイのMETALEX2018でお披露目、評判も上々!
このMZ01は、取引先をはじめ市場のニーズを掴むために、昨年11月にバンコクで開催された工作機械の国際見本市「METALEX」にも出品をいたしました。結果、予想を超える引き合いがあり、満を持しての世界同時発売となったのです。
自動車生産のイメージが強いタイの製造業ですが、意外にも電気電子、家電、食品加工などの生産も少なくありません。タイ政府が進める産業の高度化の中にも、非自動車分野の産業も多数掲げられています。NACHI-不二越がお届けする新型ロボットMZ01がわずかでもそのお役に立つことができれば、こんなに嬉しいことはありません。
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ロボット担当者
寶島 章 AKIRA TAKARAJIMA
Email︰akira.takarajima.nc@nachi.com